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宇宙ヴァンパイアー [本]

1月8日(月)
コリン・ウィルソン『宇宙ヴァンパイアー』(新潮文庫)読了。

宇宙ヴァンパイアー (新潮文庫)

宇宙ヴァンパイアー (新潮文庫)

  • 作者: コリン ウィルソン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/06/26
  • メディア: 文庫


オロフ・カールセンは宇宙船ヘルメス号の船長で、太陽系の小惑星区域を調査中、巨大な物体を発見する。
それは全長50マイルにも及ぶ宇宙船だった。
部下たちと探索すると、その宇宙船は隕石の衝突により難破したもので、中は無人だった。
が、人間の遺体が幾つも見つかった。
カールセンたちは3人の遺体をヘルメス号に運び込む。
ロンドンに戻ったカールセンは、英雄として称賛を受ける。
ところが、研究所に例の遺体を見に行くと、そのうちの一人が突如、目覚めて、起き上がった!

村上柴田翻訳堂の1冊。
ただし、この本の翻訳は中村保男氏。
コリン・ウィルソンは1931年、イギリス・レスター生まれの評論家・小説家で、1956年に評論『アウトサイダー』で注目を集めた。
代表作は『賢者の石』『オカルト』など。
『宇宙ヴァンパイアー』は1976年に発表されたSFで、タイトルはB級っぽいが、中身は本格SF。
筋を追うだけでなく、「ヴァンパイアー」という存在そのものを考察する、思弁小説にもなっている。
読み応え充分で、僕は非常におもしろかった。
お薦めです。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古5日目。
8・9・10場の立ち稽古をしました。
3つとも、野球の練習や試合をするので、その段取りを組むのが大変。
舞台上が混み合うので、交通整理をしなければならないのです。
普通に会話する部分ではホッとします。
しかし、若い男の子たちがエネルギッシュに動き回るのは、やはり見ていてとても楽しい。
うまく整理して、もっと見やすく、もっとおもしろいものにしたいと思います。
やるでやるでやるで!

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