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いつかの岸辺を跳ねていく [本]

10月26日(月)
加納朋子『いつかの岸辺を跳ねていく』(幻冬舎)読了。

いつかの岸辺に跳ねていく

いつかの岸辺に跳ねていく

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: 単行本


森野護(まもる)は、平石徹子と幼馴染み。
幼稚園から中学まで同じ所に通っていたが、付き合ったことは一度もない。
徹子には時々よくわからない行動をすることがあって、護には今一つ彼女の性格が読めなかった。
が、控えめで優しいのは間違いなく、護は徹子に敬意を抱き、いつもその姿を見守っていた。
やがて、高校に進学。
成績のいい徹子は公立高校へ、よくも悪くもない護は柔道部の強い私立高校へ行った。
ある日、徹子から、親友が電車内で痴漢につけねらわれているので、助けてあげてほしいと言われる……。

加納朋子氏の本はこれが25冊目。
前半の『フラット』は護の視点で、後半の『レリーフ』は徹子の視点で描く。
それが非常に効果を上げていて、前半の出来事の真相が、後半で次々と明らかになる。
護も徹子も本当にいいヤツで、二人の関係も本当に素敵で、読みながら何度も幸福感を味わった。
僕は幼馴染みがいないので、幼馴染みというものに何の思い入れも関心もないが、この作品では「いいものだな」と思った。
お薦めです。

今日は今年46回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,0キロ歩いて、0,5キロ軽く走りました。
3,5キロのタイムは、19分45秒。
今日も前半を抑え目に走ったら、前回より12秒も遅くなってしまいました。
残念。
先々週、『成井豊と梅棒のマリアージュ』の第二稿が書き上がり、先週、その次の仕事が完成したので、今日から新たな仕事に取りかかりました。
こちらももうすぐ情報公開されると思います。
お楽しみに美

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