韓国の若者：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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韓国の若者　[本] [編集]

１月１日（金）
安宿緑『韓国の若者』（中公新書ラクレ）読了。

作者: 安宿緑
出版社/メーカー: 中央公論新社
発売日: 2020/09/09
メディア: Kindle版

ライター・編集者の安宿緑が、現代の韓国の若者の現状を解説する。

いきなり冒頭で以下のデータが列挙されていた。
〇青年失業率、２０年連続で８パーセントを上回る。
〇大卒就職率、８年連続で６０パーセント台。
〇婚姻率、７年連続で減少。
〇出生率、ついに１人を下回る。
日本より不景気で、学歴社会で、受験戦争が加熱している。
どれほど勉強しても、ソウル近郊の一流大学を卒業しないと、一流企業には就職できない。
そのため、海外での就職が増え、政府も支援している。
就職先の第一位は、なんと日本。
２０１８年は、１８２８人が日本の企業に就職した。
彼らの世代は子供の頃、日本のアニメを見て、育っているらしい。
日本の若者も大変だが、韓国の若者はそれ以上に苦労している様子。
韓国映画を見ているだけではわからない現実が、非常にタメになった。

昨年２０２０年は、映画を４０１本見ました。
また、それとは別に、短編映画を５３本見ました。
以下は私的ベスト１０です。
１「イップ・マン／完結」2020年　ウィルソン・イップ監督
２「男はつらいよ／寅次郎相合い傘」1975年　山田洋次監督
３「湯を沸かすほどの熱い愛」2016年　中野量太監督
４「エンドレス」2017年チョ・ソンホ監督
５「ＴＨＥ　ＧＵＩＬＴＹ」2018年　グスタフ・モーラー監督
６「決算！忠臣蔵」2019年　中村義洋監督
７「花とアリス殺人事件」2015年　岩井俊二監督
８「ファイティン！」2018年キム・ヨンワン監督
９「ゾンビランド：ダブルタップ」2019年　ルーベン・フライシャー監督
10「ブルージェイ」2016年　アレックス・レーマン監督