ミス・サンシャイン [本]
8月19日(金)
吉田修一『ミス・サンシャイン』(文藝春秋)読了。
岡田一心は大学院生。
ある日、ゼミの教授から、アルバイトを紹介される。
それは、往年の名女優・和楽京子、本名・石田鈴の家での力仕事。
鈴は10年前に女優を引退し、現在88歳。
一心がマンションを訪ねると、別に借りているマンションの荷物を片付けてほしいと言う。
こうして週に一度、鈴の元へ通うようになる。
一方、一心はカフェのウェイトレスに一目惚れして、鈴の出ている映画に誘う。
彼女には彼氏がいたが、デートはオーケイしてくれた。
名前は、桃田真希だった‥‥。
吉田修一氏の本はこれが36冊目。
おそらく、コリン・ヒギンズの戯曲『ハロルドとモード』を下敷きにしている。
映画版のタイトルは、『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』(1971年)。
僕は高校2年の時、演劇部でこの芝居をやった。
僕は医師の役だった。
和楽京子の略歴は、京マチ子やナンシー梅木などのブレンドで、元ネタを推理するのがおもしろかった。
近年の吉田氏の小説の中では飛び抜けてライトで、非常に気楽に読めた。
しかし、やっぱり、大学院生が88歳の女性に恋はしないだろう。
吉田修一『ミス・サンシャイン』(文藝春秋)読了。
岡田一心は大学院生。
ある日、ゼミの教授から、アルバイトを紹介される。
それは、往年の名女優・和楽京子、本名・石田鈴の家での力仕事。
鈴は10年前に女優を引退し、現在88歳。
一心がマンションを訪ねると、別に借りているマンションの荷物を片付けてほしいと言う。
こうして週に一度、鈴の元へ通うようになる。
一方、一心はカフェのウェイトレスに一目惚れして、鈴の出ている映画に誘う。
彼女には彼氏がいたが、デートはオーケイしてくれた。
名前は、桃田真希だった‥‥。
吉田修一氏の本はこれが36冊目。
おそらく、コリン・ヒギンズの戯曲『ハロルドとモード』を下敷きにしている。
映画版のタイトルは、『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』(1971年)。
僕は高校2年の時、演劇部でこの芝居をやった。
僕は医師の役だった。
和楽京子の略歴は、京マチ子やナンシー梅木などのブレンドで、元ネタを推理するのがおもしろかった。
近年の吉田氏の小説の中では飛び抜けてライトで、非常に気楽に読めた。
しかし、やっぱり、大学院生が88歳の女性に恋はしないだろう。