わたしの好きな季語

３月２２日（水）
川上弘美『わたしの好きな季語』（NHK出版）読了。

わたしの好きな季語

• 作者: 川上弘美
• 出版社/メーカー: NHK出版
• 発売日: 2020/11/20
• メディア: Kindle版

小説家・川上弘美が、自分の好きな季語を紹介するエッセイ集。
「すてきにハンドメイド」２０１２年４月号から２０２０年３月号に連載したもので、全９６編。

川上弘美氏の本はこれが４３冊目。
自分の句集を出しているだけあって、俳句に関する造詣が深く、読み応えがあった。
１話に１句ずつ、既成の俳句を紹介しているのだが、川上氏のものも幾つかあった。
取り上げられた季語でおもしろいと思ったのは、
〇北窓開く
〇春の風邪
〇競馬
〇黴
〇ががんぼ
〇夜長妻
などなど。
やはり日本語は美しいと再認識した。
お薦めです。

執筆の合間を縫って、テレビでWBCの８回・９回を見たのですが、アメリカの攻撃が怖くて怖くて、見ていられない。
９回、大谷が先頭打者を四球で一塁に出したところで、テレビを消してしまいました。
で、家の中をウロウロして、覚悟を決めて、またテレビを点けたら、なんと２アウトで、フルカウント。
で、一球でゲームセット。
優勝うれしかったけど、他の人たちはよくあんな緊張に耐えられるなあと感心しました。
ましてや、選手たちをや。
というわけで、優勝おめでとうございます。