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紅蓮館の殺人 [本]

2月24日(土)
阿津川辰海『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)読了。

紅蓮館の殺人 〈館四重奏〉 (講談社タイガ)

紅蓮館の殺人 〈館四重奏〉 (講談社タイガ)

  • 作者: 阿津川辰海
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/09/19
  • メディア: Kindle版


葛城輝義は高校二年の名探偵。
ワトソン役の田所信哉と共にN県へ学校行事の勉強合宿にやってくる。
合宿3日、2人は宿舎を抜け出して、2人が憧れるミステリ作家・財田雄山(たからだゆうざん)の家に向かう。
が、到着直前で山火事が発生。
途中で出会った小出という女性と共に財田の家に飛び込び、救助を訴える。
財田の家は三階建てで、「落日館」と呼ばれていた。
雄山は97歳で寝た切りだったが、他に息子の貴之、孫の文男、孫娘のつばさがいた。
さらに、近所に住む久我島敏行と、彼の家を訪ねてきた飛鳥井光流(あすかいひかる)も避難してくる。
山火事が徐々に迫る中、落日館で殺人が発生する‥‥。

このミステリーがすごい! 2020年度版(宝島社)国内編 第6位。
作者の阿津川辰海氏は発表当時、「東大ミス研出身で若干25歳」と騒がれた。
本作はデビューから3作目。
凝ったストーリーで、よく出来ているが、ややオーソドックスすぎる印象。
前に読んだ『透明人間は密室に潜む』の方が楽しめた。

透明人間は密室に潜む (光文社文庫)

透明人間は密室に潜む (光文社文庫)

  • 作者: 阿津川 辰海
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2022/09/13
  • メディア: Kindle版



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