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ディレイ・エフェクト [本]

8月15日(水)
宮内悠介『ディレイ・エフェクト』(文藝春秋)読了。

ディレイ・エフェクト

ディレイ・エフェクト

  • 作者: 宮内 悠介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/02/07
  • メディア: 単行本


私はコンピューター・ソフトを開発する会社の社員で、妻・娘と3人暮らし。
今年の元日から、都内では「ディレイ・エフェクト」と呼ばれる現象が発生していた。
1944年の東京が、二重写しのように同時に存在するようになったのだ。
私の家には、曾祖父母と祖母の親子が同居している。
向こうにはこちらが見えも聞こえもしないが。
向こうはまもなく東京大空襲。
妻は娘に悲惨な出来事を見せないから、田舎に疎開したいと言う
が、私は逆にぜひとも見せたいと思っていた……。

宮内悠介氏の本はこれが9冊目。
SF的な設定の純文学で、すばらしいアイディアだと思ったが、短編なので、あっさり終わってしまったのが残念。
芥川賞候補作で、他に『空蝉』と『阿呆神社』を収録。
『阿呆神社』は宮内氏の作品とは思えない、バカバカしい喜劇。
こんなものも書くのか、と驚いた。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって/夏の大会編』の稽古13日目。
今日から台本3周目。
1・2・3場の動き付けをしました。
時間が余ったので、最後に1~3場を通しました。
みんな演技がしっかりしてきて、楽しむことができました。
上演時間は約30分。
やはり2時間越えは確実なようです。
明日はダンスの振付と衣裳合わせ。
衣裳はほとんどユニフォームだけど、やっぱり楽しみです。

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