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地球星人 [本]

6月18日(金)
村田沙耶香『地球星人』(新潮社)読了。

地球星人(新潮文庫)

地球星人(新潮文庫)

  • 作者: 村田沙耶香
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2021/03/27
  • メディア: Kindle版


小学5年生の奈月は、ポハピピンポボピア星から来たピュート(いう名のぬいぐるみ)に命じられて、魔法少女として地球を守っている(と思い込んでいる)。
毎年のお盆は、長野県の秋級(あきしな)にある母の実家に家族4人で泊まりにいく。
親戚もみんな集まる。
奈月は、いとこの由宇が大好きで、自分が魔法少女であることを打ち明ける。
すると、由宇は、自分も宇宙人だと教えてくれた。
2人は恋人になった。
東京へ帰り、奈月はまた塾の夏期講習に通い始める。
担任の伊賀崎先生は、若くてハンサムで人気があるが、他に誰もいない所で、奈月の体をやたらと触った。
そして、ある日、奈月がトイレに棄てたナプキンを差し出し、「棄て方が悪い。ちゃんと巻きなさい」と言って、やり直しをさせた……。

『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香氏が、その次に書いた小説。
『コンビニ人間』を上回る、変な人たちが登場する。
そして、最後はとんでもない所まで行ってしまう。
それはまるで筒井康隆氏の世界のようだが、とても冷めて、乾いている。
まあ、そうでなければ、辛くて、途中放棄していたと思うが。
はっきり言えば、全編狂気。
しかし、どこかコミカルなのが、救いと言えば救い。

今日は今年27回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,2キロ歩いて、0,75キロ走りました。
3,5キロのタイムは、20分36秒。
前回よりまた4秒遅くなってしまいました。
頑張ったのに……。
執筆中の新作脚本は、全12場中10場まで書き上がりました。
あと2場。
頑張ります!

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