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むかしむかしあるところに、死体がありました。 [本]

8月16日(月)
青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(双葉社)読了。

むかしむかしあるところに、死体がありました。

むかしむかしあるところに、死体がありました。

  • 作者: 青柳碧人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: Kindle版


春姫様が存生祀(そんじょうまつり)の参詣の帰り、鬼に襲われた。
警護していた一寸法師を、鬼は丸飲み。
しかし、一寸法師は鬼の胃の暴れ、鬼はその痛みに耐えられず、降参。
一寸法師は鬼の持っていた打ち出の小槌で大きくなり、春姫様と夫婦になった。
ところが、その数日後、姫の屋敷に「黒三日月」と名乗る検非違使がやってくる。
近くの村で冬吉という男が殺されたが、犯人は一寸法師だと言う。
しかし、犯行時刻、一寸法師は鬼の胃の中にいた!

日本の昔話を題材にした短編ミステリー5編を収録した本。
タイトルは、
『一寸法師の不在証明』
『花咲か死者伝言』
『つるの倒叙がえし』
『密室龍宮城』
『絶海の鬼ケ島』
現実感無視の昔話の世界の中で、見事にミステリーを成立させている手腕はお見事。
いろいろ無理も目立つが、ゲーム感覚、あるいはバカミスとして楽しめばいいと思う。
僕は『一寸法師の不在証明』が一番楽しめた。

今日はキャラメルボックス俳優教室実践科中間公演『ハックルベリーにさよならを』の稽古。
今日から台本4周目で、3周目に付けた動きの復習、改良、ブラッシュアップをしました。
生徒が考えたギャグが増えて、おもしろくなってきました。
次回も期待!

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