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いつか、ずっと昔 [本]

1月17日(木)
江國香織+荒井良二『いつか、ずっと昔』(株式会社アートン)読了。

いつか、ずっと昔

いつか、ずっと昔

  • 作者: 江國 香織
  • 出版社/メーカー: アートン
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本


れいこと浩一は夜桜見物に出かける。
一本の木のかげから、蛇が現れる。
それは、れいこが蛇だった頃の恋人だった。
れいこは「あなた」と呼びかけ、蛇になって近付いていった……。

江國香織氏の本はこれが40冊目。
江國氏の文章、荒井良二氏の絵による、大人向けの絵本。
「れいこ」は蛇から、豚、うば貝と、次々と姿を変えていく。
幻想的で、ほろ苦い絵本だった。

ほぼ25年間、ほぼ毎晩愛飲してきたウィスキーを、毎週日曜の夜に1杯だけ、にすることにしました。
本当はきっぱりやめるべきなんだけど、まあ、それまでの移行期間ということで。
毎晩、一杯飲んで寝るのが習慣だったので、これがなくなると、どうも気持ち悪い。
まあ、そのうち慣れるでしょうけど。

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シェイプ・オブ・ウォーター [映画]

1月17日(木)
ギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)WOWOWで鑑賞。

シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


1962年、アメリカ。
イライザ(サリー・ホーキンス)は航空宇宙研究センターで清掃係をしている。
発語障害があるため、他人とは手話でしか会話できないが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)が通訳して、助けてくれている。
アパートに独り暮らしで、隣室の初老のゲイの画家、ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)と仲がいい。
ある日、センターに極秘の生物が運ばれてくる。
監視の責任者の軍人、ストリックランド(マイケル・シャノン)が、その生物に手の指2本、食いちぎられた!
イライザとゼルダはすぐに清掃を始める。
水槽の中から姿を現したのは、まるで半魚人のようだった生物だった……。

アカデミー賞作品賞・監督賞受賞作。
設定もストーリーもきわめてシンプルかつオーソドックスだが、ヒロインのイライザのキャラクターが特異なため、突出した作品になった。
耳は聞こえるが、声は出せず、孤独で、愛情とセックスに飢えている。
ギレルモ監督は、イライザが風呂でオナニーをするカットを2回も見せ、彼女の性的渇望を強調する。
半魚人の造型はグロテスクであると同時に美しく逞しい。
その結果、キレイ事でない、人間の女と半魚人の男の愛を描くことに成功している。
オクタヴィア・スペンサーが登場した瞬間、「また出てきた!」と思った。
ギョロ目で、顔がまん丸で、体は冷蔵庫のような黒人女優。
この人、今、物凄い売れっ子になっている。
いつも性格のキツイ役だが、不思議と愛嬌があり(ギョロ目のせいだろう)、僕も大好き。
しかし、一番印象に残ったのは、悪役のストリックランドを演じたマイケル・シャノンだった。
ハリウッドの遠藤憲一だと思った。

『シェイプ・オブ・ウォーター』、僕は字幕版を見たのですが、吹替版のクレジットに見覚えのある名前があってビックリ。
ストリックランドの妻のエレイン役は、ローレン・リー・スミスが演じているのですが、その日本語吹替がなんと、キャラメルボックスの実川貴美子でした!
エレインの登場するシーンだけ、もう一度、見直さないと。
実川は声の仕事をちょくちょくやっているようです。
劇団員の外での活躍はやはりうれしいものです。

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千の扉 [本]

1月16日(水)
柴崎友香『千の扉』(中央公論新社)読了。

千の扉 (単行本)

千の扉 (単行本)

  • 作者: 柴崎 友香
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/10/05
  • メディア: 単行本


永尾千歳は1年前に一俊と結婚。
三週間前に、新宿区の都営住宅に引っ越してきた。
一俊の祖父・日野勝男が大腿骨骨折で入院したため、祖父の家で暮らすことになったのだ。
そこは老朽化した巨大団地で、周囲には老人しか住んでなかった。
千歳は勝男から人探しを頼まれた。
この団地のどこかに住んでいる「高橋さん」を探し出し、預けている箱を受け取ってこいと言うのだ……。

柴崎友香氏の本はこれが21冊目。
この人の小説はいつも、状況設定はおもしろいのに、何も起きない。
淡々と日常が過ぎていく。
それが現実なのかもしれないが、ストーリー第一主義の僕には物足りなくてしょうがない。
この小説も、舞台は僕が卒業した早稲田大学第一文学部に隣接する戸山ハイツ。
描かれた景色が手に取るようにわかる。
それなのに、読みながら、次第に退屈してくる。
これは作品の質の問題でなく、好みの問題なのだと思う。
僕には合わないということだ。

キャラメルボックスの稽古場は新中野にあります。
東京メトロ丸ノ内線新中野駅から歩いて3分。
6階建てのビルの地下1階がキャラメルボックスの稽古場「スタジオ・ニンバス」、4階がネビュラプロジェクトの事務所。
この事務所が中野に引っ越すことになり、ただ今、準備中。
新しい事務所は、中野ザ・ポケットのすぐ近くだそうです。
歩いて10分なので、そう遠くない。
俳優教室の卒業公演の時は、かえって便利です。
まだ行ったことがないので、どんな建物なのかはわかりませんが。

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ビジター [映画]

1月16日(水)
トット・レヴィン監督『ビジター』(2012年)GEOのレンタルDVDで鑑賞。

ビジター[レンタル落ち] [DVD]

ビジター[レンタル落ち] [DVD]

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2013/06/05
  • メディア: DVD


アメリカ。
小説家のジョナサン(マイロ・ヴィンティミリア)と妻のアディー(サラ・パクストン)は田舎にある湖の畔の一軒家で暮らしている。
二人は3歳の息子を失ったばかり。
ジョナサンに執筆に復帰したが、アディーはいまだに酒浸り。
ある夜、彼らの家に突然若い女性が助けを求めて飛び込んでくる。
彼女はレイチェル(サラ・シャヒ)と名乗り、ガスマスクを付けた男たちに追われていると言う。
ジョナサンは一晩泊まっていけと勧めるが、レイチェルの様子がどうもおかしい……。

ネットで評判がよいので見てみた。
シリアスなホラー映画で、出来はなかなかだが、途中で結末の予想がついてしまうのが残念。
「あ、これは〇〇と同じ手だな」と、ある有名な作品が思い浮かんでしまうのだ。
別にアイディアに特許はないので、再利用しても構わないが、「〇〇と同じ」と言われないように、もっとうまくアレンジしないと。
とは言え、問題の〇〇を未見の人はギョッとするに違いない。
映画としてはとても丁寧に作られていて、好感を持った。

実家から、ジャンプコミックスの『鳥山明〇作劇場』第一巻から第三巻を持ってきました。
鳥山明氏の初期の短編マンガを集めた、短編集。
「〇作」は「まるさく」と読みます。
「〇」には、「佳」「駄」「傑」、好きな字を入れろとのこと。
読むのは30年ぶりぐらいで、ほとんど忘れていました。
が、第二巻の『騎竜少年(ドラゴンボーイ)』を読んでビックリ。
設定がほぼ、『ドラゴンボール』と同じなのです。
つまり、これが元になって、『ドラゴンボール』が生まれたということ。
主人公は「孫悟空」ではなくて、「唐童(たんとん)」。
尻尾じゃなくて、コウモリのような羽がついている。
彼が華の国の姫君と旅をする話なのですが、なんと2話で終わってしまっている。
昭和58年、フレッシュジャンプ6月号と10月号に掲載、と書いてありました。
それなりにおもしろかったけど、やっぱりアンレジを加えて『ドラゴンボール』にしたのは正解ですね。
ちょっと勉強になりました。

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健さんと文太 [本]

1月15日(火)
日下部五朗『健さんと文太』(光文社新書)

健さんと文太 映画プロデューサーの仕事論 (光文社新書)

健さんと文太 映画プロデューサーの仕事論 (光文社新書)

  • 作者: 日下部 五朗
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/12/16
  • メディア: 新書


元・東映プロデューサーの日下部五朗が、自身の半生を振り返ることで、映画プロデューサーの仕事を解説する。

日下部五朗氏は1934年、岐阜県生まれ。
早稲田大学を卒業して、1957年に東映に入社。
プロデューサーとして、『日本侠客伝』『緋牡丹博徒』『仁義なき戦い』『柳生一族の陰謀』『極道の妻たち』『楢山節考』『花いちもんめ』などを手がける。
間近で見た高倉健、菅原文太を始め、様々な東映スター、スタッフたちの姿が赤裸々に描かれ、抜群のおもしろさだった。
演技の巧い俳優として、萬屋錦之助、鶴田浩二、池部良、十朱幸代、三田佳子を挙げている。
健さんと文太の名が挙がらないのは予想通り。
やはり、巧さとスター性はイコールではないのだ。
お薦めです。

健さんが撮影中、自分の出番でない時は直立不動だった、というのは本当だった。
若い頃かららしい。
遅刻はよくしていた。
コーヒーが大好きで、自分で作ったコーヒーを持参していた。
カレー好き、豚汁好き。
一緒にネクタイを買いに行って、選ぶのに2時間かかった。
萬屋錦之助に可愛がられていた。
日下部氏から見た健さんは、ストイックで気難しい人。
やっぱりなあ、とうれしくなった。







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うりずん [本]

1月15日(火)
吉田修一+佐内正史『うりずん』(光文社)読了。

うりずん (光文社文庫)

うりずん (光文社文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/05/11
  • メディア: 文庫


小説家・吉田修一が、写真家・佐内正史の写真に元にして書いた、スポーツを題材にした短編20を収録した短編集。
月刊誌「VS.」に2004年10月から2006年7月まで連載されたもの。

吉田修一氏の本はこれが29冊目。
「うりずん」は沖縄の言葉で、春分から梅雨入りまでの期間を意味する。
「潤い初め」が変化したものらしい。
砂浜、公園、ボーリング場、サーキット、居酒屋など、様々な場所で撮った写真が最初に並び、その後に小説がまとめて書かれていた。
この本、なんと目次とノンブル(ページ番号)がない。
一つ一つの話が短いので、困ることはなかったが、ずいぶん大胆なことをしたものだと思った。
僕は『息子』が一番おもしろかった。

3年ほど前から、数独(ナンプレとも言う)をやるようになりました。
中級はほぼ解けるようになったのですが、上級が難しい。
ニコリの『難関数独1上級』というのを買ってきてトライしたところ、30問目を過ぎたあたりから、歯が立たなくなってきた。
娘と息子も一時、やっていたのですが、今はもう飽きた様子。
しかし、僕に解けない問題を解きやがるので、悔しいです。
何とか二人に追いつきたいと思っているのですが……。

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グレイテスト・ショーマン [映画]

1月15日(火)
マイケル・グレイシー監督『グレイテスト・ショーマン』(2017年)WOWOWで鑑賞。

グレイテスト・ショーマン 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

グレイテスト・ショーマン 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


19世紀半ば、アメリカ。
P.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)は仕立屋の子として生まれ、幼い頃に出会った富豪の娘チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)と愛を育み、成人後に結婚する。
二人の娘に恵まれたが、バーナムの勤める会社が倒産。
役所から金を借りて、蝋人形館を始めたが、客は不入り。
娘たちの勧めに従って、生きた人間を見せようと、街中からフリークスを集めて、ショーを開始する。
ショーは見事に当たり、一家は大きな屋敷に引っ越した。
さらに、経営のパートナーとなった、上流階級出身のフィリップ(ザック・エフロン)の口利きで、イギリスのヴィクトリア女王に謁見することに……。

実話に基づいた映画。
ミュージカル映画なので、物語は歌で綴られていくが、前半は長いドラマの総集編のようだった。
後半、ショーを始めてからは、アニメーション映画『シング』とほぼ同じストーリー展開で、何もかもが予想通り。
つまり、これはストーリーでなく、歌と踊りのショーで見せる映画。
バーナムがフィリップをショーに誘うシーンは、二人とバーテンダーの連携プレイが見事で、唸らされた。
歌手の「リンド」役のレベッカ・ファーガンの美しさには目を見張った。
しかし、ストーリー第一主義の僕には物足りない映画だった。

僕が映画を見始めた中学・高校時代は、1970年代後半。
当時はロック・ミュージカルが人気で、僕も夢中になりました。
『ロッキー・ホラー・ショー』
『ジーザス・クライスト・スーパースター』
『トミー』
『ファントム・オブ・パラダイス』
などなど。
特に好きだったのは『ロッキー~』と『ジーザス~』で、サントラ盤を買い、必死で歌詞を覚えました。
『ロッキー~』はその後もDVDを繰り返し見ているので、いまだに何曲か歌えます。
やっぱり『タイム・ワープ』は最高です。

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草の巣 [本]

1月14日(月)
角田光代『草の巣』(講談社)読了。

草の巣

草の巣

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 単行本


「私」は地方都市のスナックに勤めていて、仲野という男と暮らしている。
スナックの常連客の「村田」は無口に男だったが、「私」に少しずつ話しかけてくるようになる。
ある夜、村田が「家、作ってんだ。見たいか?」と言った。
「うん」と答えると、「日曜2時、駅前ロータリーに来な」と言った。
「私」は行くつもりはなかった。
しかし、日曜の夕方、偶然、ロータリーに通りかかると、村田の軽トラックが停まっていた。
「私」は軽トラックに歩み寄った……。

角田光代氏の本はこれが82冊目。
『夜にかかる虹』を併録。
これは単行本だが、文庫化した時は、タイトルを『夜にかかる虹』に変えたらしい。
ひょっとすると、僕は以前、その文庫を読んでいるかもしれない。
図書館で『草の巣』というタイトルを見かけ、「やべ、これ読んでないよ」と思い、借りてきた。
が、『夜にかかる虹』の方は読んだ記憶があった。
『草の巣』の方はまるっきり記憶がなかったので、自分としては初読みと同じ。
主人公の気持ちがわかからず、全くついていけなかった。
『夜にかかる虹』は姉妹の激しい葛藤を描き、とても楽しめた。
単行本発売後、『夜にかかる虹』の方が評判がよくて、タイトルを変更したのかもしれない。

本日、ようやく自宅に、キャラメルボックスからのダイレクトメールが届きました。
次回公演『スロウハイツの神様』のチラシと、「ハテナ気象台」。
どちらも印刷前に一度、チェックしたのですが、また改めて読みました。
「ハテナ」の鼎談で、再演の最短記録と言っていますが、正確には、1988年5月の『スケッチブック・ボイジャー』初演と、1989年5月の『スケッチブック・ボイジャー』再演の間隔が約1年で、こちらの方が短い。
しかし、再演は客演が5人もいて、プロデュース公演のような気持ちでやっていました。
『スロウハイツの神様』はどちらも本公演。
キャストも一人しか代わらない。
1年半前の千秋楽の続きとして、さらなる高みを目指します。
頑張ります。

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007/消されたライセンス [映画]

1月14日(月)
ジョン・グレン監督『007/消されたライセンス』(1989年)GEOのレンタルDVDで鑑賞。

消されたライセンス(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

消されたライセンス(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


アメリカ、フロリダ。
ジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)はCIA職員の友人フェリックス・ライダー(デイヴィッド・ヘディソン)とデラ・チャーチル(プリシラ・バーンズ)の結婚式に出席。
式の直前、沿岸警備隊の連絡を受け、麻薬王サンチェス(ロバート・ダヴィ)の逮捕に向かう。
無事逮捕に成功したが、サンチェスは仲間の助けで、あっさり逃亡。
復讐のため、デラを殺し、フェリックスに重傷を負わせた。
ボンドはサンチェスを追おうとするが、M(ロバート・ブラウン)から職務復帰を命令される。
即座に退職を申し出ると、殺人許可証を剥奪された……。

007シリーズの16作目。
4代目ボンド、ティモシー・ダルトンの2作目。
情報部員の職務でなく、親友の復讐のために戦うボンドは、このシリーズで初めて。
熱く燃えて、暴走するボンドがカッコいい。
ボンド・ガールのキャリー・ロウエルも可愛い。
敵の部下の若造がやけにアップになるなと思ったら、まだ若いベニキオ・デル・トロだった。
ティモシー・ダルトンのボンドは2作目のこれでおしまい。
まじめで熱いボント、大好きでした。

昨日、4時間のワークショップを2コマやったためでしょう。
今朝、体重計に乗ったら、1キロ、落ちていました。
演出家には、テンションを上げて役者たちを引っ張る蜷川幸雄さんみたいなタイプと、沈着冷静なタイプの2種類います。
僕は前者のタイプ。
昨日も8時間、大声を出し続けました。
おかげで少し声がハスキーになりました。
相手は皆さん、初対面なので、どうしても頑張ってしまうのです。
まさに、「ワークショップ・ダイエット」ですね。
でも、何日も続けるのは不可能だな。

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あやしい美人画 [本]

1月13日(日)
松嶋雅人『あやしい美人画』(東京美術)読了。

あやしい美人画 (Ayasii)

あやしい美人画 (Ayasii)

  • 作者: 松嶋 雅人
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: 単行本


東京国立博物館学芸研究部列品管理課平常展調整室長の松嶋雅人が、日本の絵画の中から、ミステリアスな雰囲気を持つ美人画を紹介・解説する。

大正時代に活躍した甲斐庄楠音(かいのしょう・ただおと)が凄い。
『横櫛』と『幻覚』は美しいのにゾッとする。
菊池契月の『少女』は凛としていて、むしろ好感を持った。
島成園の『無題』も大正時代の作品だが、モダンで驚いた。
葛飾北斎の『百物語/さらやしき』はいかにも無理矢理載せたという感じで、これは美人画ではないと思った。
最後に、高橋しん『最終兵器彼女』が載っていて、笑ってしまった。
マンガから選ぶならこの人ではないだろう。

銀座九劇アカデミアのワークショップの1回目、無事に終了しました。
受講者の方々がみんな積極的に取り組んでくれたので、とてもやりやすかった。
13歳から40代まで、バラエティに富んでいて、いろんな演技を見ることができて、僕自身も楽しむことができました。
会場は銀座の外れ、東京メトロ有楽町線新富町駅から歩いて3分。
古いビルが多かったけど、中に普通の民家があって、驚きました。
銀座に民家!
他人事ですが、固定資産税がとっても心配になりました。
次回は7日後の日曜日。
頑張ります。

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