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幽霊 [本]

4月13日(土)
ヘンリック・イプセン『幽霊』(岩波文庫)読了。

幽霊 (岩波文庫)

幽霊 (岩波文庫)

  • 作者: イプセン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/06/17
  • メディア: 文庫


19世紀末、ノルウェー。
ヘレーネ・アルヴィングは、陸軍大尉で国王侍従だった故アルヴィングの未亡人。
牧師のマンデルスの協力で孤児院を設立し、そこに亡き夫の銅像を建立しようとしている。
記念式典の数日前、息子で画家のオスヴァルが、海外から屋敷に帰ってくる。
何もかもが順調に見えたが、未亡人にはひた隠しにしている事実があった……。

1881年に出版された戯曲。
と同時に、全北欧で非難攻撃の大旋風を巻き起こしたらしい。
後半を読めば、その理由はよくわかる。
オスヴァルが隠していた事実が明らかになるのだが、今ならまだしも、19世紀にこんな芝居を書いてしまったら、大騒ぎになるのは当然だ。
世界初演は1882年、アメリカのシカゴ。
北欧での初演は1883年、スウェーデン。
ノルウェーではなかったというのが驚き。
138年も前の戯曲なのに、あまりにも読みやすくて、またビックリ。
だからこそ、今でも上演され続けているのだろう。

キャラメルボックス2019『ナツヤスミ語辞典』のチラシ、デザイナーの垣内君が4種類作ってくれたので、劇団員全員にどれがいいか投票してもらいました。
仮にA案、B案、C案、D案とすると、A案が他の3つを大きく引き離して、第一位を獲得。
僕はB案がいいと思ったのに、僕を含めて2票しか入りませんでした。
悔しい!
というわけで、チラシデザインは最多得票のA案に決定!
まもなく公開されると思います。
お楽しみに!

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ラプラスの魔女 [映画]

4月13日(土)
三池崇史監督『ラプラスの魔女』(2018年)WOWOWで鑑賞。

ラプラスの魔女 DVD 通常版

ラプラスの魔女 DVD 通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


ある温泉地で、硫化水素中毒で死亡した遺体が発見された。
大学教授で地球化学を研究している青江修介(櫻井翔)は死因の調査を依頼されて、現地へ。
刑事の中岡祐二(玉木宏)は他殺を主張するが、青江は否定する。
すぐに別の温泉地でも同様の事件が発生。
青江が赴くと、前の温泉地でも見かけた、若い女性がいた。
彼女は羽原円華(広瀬すず)と名乗った……。

東野圭吾氏のミステリー小説の映画化。
原作は既読。
他に、福士蒼汰、志田未来、高嶋政伸、檀れい、豊川悦司らが出演。
東野氏の小説は、論理的、科学的な説明を、達者な文章で、読者にストレスを感じさせずに読ませてしまう。
が、これを映画化するのは非常に難しい。
言葉で説明するとクドくなるので、ある程度省略することになる。
と、途端に説得力が失われてしまうのだ。
東野氏の文章が持つマジックが消えてしまうのだ。
この映画も例外ではなかった。
残念。

僕が『容疑者χの献身』と『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を舞台化した時は、たとえクドいと言われても構わないと腹を決め、言葉でしっかり説明しました。
僕は、東野氏の論理には美がある、と思っています。
『容疑者χの献身』で言えば、石神のトリック、湯川の解明。
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で言えば、浪矢が引き起こした時空の捩れ。
原作を読みながら、それらの成立する論理と、それを説明する言葉に、僕はポエジーを感じ、胸打たれます。
芝居でも、何とかそれをお客さんに伝えたいと考えます。
うまく行っているかどうかはわかりませんが。

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この謎が解けるか?(2) [本]

4月13日(土)
鮎川哲也『この謎が解けるか?(2)』(芸術出版社)読了。

この謎が解けるか?―鮎川哲也からの挑戦状!〈2〉

この謎が解けるか?―鮎川哲也からの挑戦状!〈2〉

  • 作者: 鮎川 哲也
  • 出版社/メーカー: 出版芸術社
  • 発売日: 2012/04/01
  • メディア: 単行本


1957年11月から63年3月まで、NHKで放送された人気番組『私だけが知っている』は、30分の推理ドラマ。
この番組に、ミステリー作家の鮎川哲也は30本の脚本を書き下ろしている。
そのうちの7本を収録したシリーズの第二作。

この番組は生放送だったらしい。
ドラマがスタジオで生で上演された後、それを見ていたレギュラーの探偵局のメンバーが犯人を当てる。
しかし、時には、キーとなるセリフを役者が忘れて、口にしないこともあった。
解答に対して、探偵局のメンバーが「そんなセリフ、言わなかったじゃないか!」と文句をつけた。
そっちの方がコントみたいで、実におかしい。
残念なことに、当時の映像は残ってない。
こういう番組、今やってもおもしろい気がするが、当然、録画になるだろうな。

今日も自宅で作業。
『ナツヤスミ語辞典』のテキストレジが終わったので、次は来年2月の仕事の準備。
こっちは1週間ほどかかる予定です。
来週水曜から『ナツヤスミ語辞典』の稽古が始まりますが、それと並行してやっていくつもりです。
この仕事の情報公開は半年以上先になると思います。
お楽しみに!

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アバウト・レイ [映画]

4月12日(金)
ゲイビー・デラル監督『アバウト・レイ』(2015年)WOWOWで鑑賞。

アバウト・レイ 16歳の決断 [Blu-ray]

アバウト・レイ 16歳の決断 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: Blu-ray


16歳のレイ(エル・ファニング)は体は女性だが、心は男性。
ホルモン治療で男性になることを決意するが、両親の同意書が必要。
母のマギー(ナオミ・ワッツ)は一応承認したものの、レイが幼い頃に離婚した夫の承認を得ることをためらう。
祖母のドリー(スーザン・サランドン)はレズビアンで、パートナーと同居しているため、レイも女性のままレズビアンになればいいと言う。
レイに急かされ、マギーは渋々別れた夫のクレイグ(テイト・ドノヴァン)に会いに行くが……。

原題は『3 GENERATIONS』だが、祖母はあまり描かれない。
主役はレイと、母のマギー。
問題はマギーで、その行動があまりにも愚かなため、感情移入が全くできない。
反対に、男になりたいと純粋に願い、暴走するレイはとても清々しい。
ゆえに、この邦題は正解。

キャラメルボックス2019『ナツヤスミ語辞典』のテキストレジがようやく完成しました。
2003年版は109,5ページでしたが、2019年版は102ページ。
7,5ページ分カットしたので、1時間50~55分になると思います。
稽古は来週水曜から。
もう7回も演出しているので、セリフはほぼ頭に入っている。
台本を見ないで演出できそうで、とても楽しみです。

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か「」く「」し「」ご「」と「 [本]

4月12日(金)
住野よる『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮社)読了。

か「」く「」し「」ご「」と「

か「」く「」し「」ご「」と「

  • 作者: 住野 よる
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: 単行本


「僕」は高校2年。
同じクラスのヅカ(男子)、ミッキー(女子)、パラ(女子)と仲がいい。
4月の頃、隣の席だった宮里さんが不登校になったことが少し気になっている。
自分が何かしてしまったのではないかと。
「僕」は最近、ミッキーのシャンプーが変わったことが、髪の匂いでわかった。
でも、それが口に出せない……。

5人の仲良しの高校生たちを描く、連作短編集。
全5話で、それぞれが別々の主人公。
実は5人とも特殊な能力を持っているが、自分だけの秘密にしている。
それがみんなよく似ていて、要するに他人の心が見えるというもの。
ある者は記号で見え、ある者は矢印で見える。
が、それが物語の重要な要素にはなっていない。
あくまでも、高校生たちの繊細な心情を丁寧に丁寧に描いていく。
それにしても、今の高校生はこんなにも回りの人間のことを気にして生きているのかと呆れた。
これでは生き辛いに決まってる。
他人に優しいこと、思いやりがあることは本当にすばらしいが、それで自分が苦しむのはさすがに行き過ぎだろう。
若い人たちに少し同情してしまった。

『ナツヤスミ語辞典』2003年版のビデオの後半を見ました。
改めて、この作品の音楽はすばらしいと思いました。
選曲はほぼ、1989年の初演から替わっていません。
元はカナダの「ナラダ」というレーベルから出ているアルバム数枚から選んで使っていましたが、2003年の再演の時、同じ曲を日本人のミュージシャンたちに演奏してもらって、録音し直しました。
どれも名曲で、瑞々しさと切なさに溢れています。
今回の再演でも、曲は一切変えないつもりです。
変えるもんですか!

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ミラクル・ニール! [映画]

4月12日(金)
テリー・ジョーンズ監督『ミラクル・ニール!』(2015年)GYAOで鑑賞。

ミラクル・ニール! スペシャル・プライス [Blu-ray]

ミラクル・ニール! スペシャル・プライス [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: Blu-ray


銀河の彼方で、人類の打ち上げた探査機を宇宙人たち(声/モンティ・パイソン)が捕獲した。
地球を下等とみなし、破壊を決定するが、実行の前に、地球人に一度だけチャンスを与えることになる。
無作為に選ばれた人物に全知全能のパワーを与え、その判断力を観察するのだ。
選ばれたのは、ロンドンで愛犬デニス(声/ロビン・ウィリアムス)と暮らす、学校教師のニール(サイモン・ペッグ)。
彼は、階下に住むキャサリン(ケイト・ベッキンセール)に片思いしていた……。

見始めて、すぐに前に見てきることに気付いたが、おもしろいので最後まで見た。
サイモン・ペッグは『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット・ファズ』で大好きになった。
『ミッション・インポッシブル』のレギュラーになった時はうれしかった。
その彼が、声だけとは言え、ロビン・ウィリアムスと共演するとは夢のよう。
ニールとデニスが会話する場面は本当におもしろい。
エンドロールで、ロビンの録音風景が見られたのもよかった。

今朝も息子が大学へ行くのを見送りました。
今週から授業が始まったのです。
1限が9時からなので、8時25分に自転車で出発。
その時間に合わせて、僕は8時20分に起床しているのです。
帰宅すると、授業の様子を聞くことにしています。
出欠は、教室に入る時に、ケータイでチェックするらしい。
休講はメールで知らせてくれるらしい。
僕が通っていた40年前とは大分違います。

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この謎が解けるか?(1) [本]

4月11日(木)
鮎川哲也『この謎が解けるか?(1)』(出版芸術社)読了。

この謎が解けるか?: 鮎川哲也からの挑戦状! 1

この謎が解けるか?: 鮎川哲也からの挑戦状! 1

  • 作者: 鮎川哲也
  • 出版社/メーカー: 出版芸術社
  • 発売日: 2012/02/22
  • メディア: 単行本


1957年11月から63年3月まで、NHKで放送された人気番組『私だけが知っている』は、30分の推理ドラマ。
この番組に、ミステリー作家の鮎川哲也は30本の脚本を書き下ろしている。
そのうちの7本を収録した本。

昭和30年代に松本清張が登場し、いわゆる「社会派推理小説」が大人気となった。
それまで主流だった、謎解き主体の「探偵小説」は低迷。
しかし、鮎川哲也、土屋隆夫、都築道夫、泡坂妻夫らは「探偵小説」を書き続けた。
1980年代後半、島田荘司らによって、新本格ミステリーがブームとなった。
新本格の作家たちは、鮎川らを本格と呼び、強くリスペクト。
その筆頭、新本格の作家たちのカリスマ的存在が、鮎川哲也だった。
『私だけが知っている』は、純粋に謎解きを楽しむ番組。
たった30分の物語なので、あくまでもパズルであって、ドラマではない。
が、意外と複雑で、簡単には解けない。
さすがは鮎川哲也、と感心しました。

僕がミステリーを読み始めたのは小学4年、昭和46年。
社会派推理小説の全盛期でした。
小学校時代はポプラ社の少年探偵団、ルパン、ホームズを読みましたが、中学からは松本清張、高木彬光、森村誠一を読み漁りました。
高校からは純文学に関心が移り、太宰治、坂口安吾、安部公房、大江健三郎を読んだので、その後のミステリー界の動きは知りませんでした。
新本格の登場にも気づきませんでした。
再びミステリーを読むようになったのは、宮部みゆきさんや東野圭吾さんがブームになったあたりから。
本格や新本格を読む始めたのは、その後です。
鮎川哲也の小説もまだ4、5冊しか読んでない。
これから勉強しようと思っています。
まだ手遅れではないと思うので。

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デッドプール2 [映画]

4月11日(木)
デヴィッド・リーチ監督『デッドプール2』(2018年)WOWOWで鑑賞。

デッドプール2 3枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

デッドプール2 3枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


前作から2年後。
ウェイド(ライアン・レイノルズ)は恋人ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と暮らしながら、スーパーヒーロー「デッドプール」として活躍している。
ところが、麻薬カルテルとの戦いの最中、ヴァネッサが殺されてしまう。
ウェイドは自殺するが、X-MENのメンバーのコロッサスに助けられ、X-MENの本部である「恵まれし子らの学園」へと連れていかれる。
ある日、孤児院で暴れる14歳の少年ラッセル・コリンズ(ジュリアン・デニソン)の暴走を止めに行く。
ラッセルが園長に虐待されていたと知り、ウェイドは彼を庇う。
その結果、ウェイドとラッセルは刑務所に入れられてしまう……。

『デッドプール』の続編で、X-MENシリーズの通算11作目。
シモネタ、楽屋落ちオーケイの、ハチャメチャ・アクション・コメディ。
悪役でジョシュ・ブローリンが、脇役で忽那汐里が出演している。
1作目は破天荒な悪ノリが痛快だったが、2作目になるとちょっと慣れてしまう。
ウェイドがラッセルを庇い続ける続ける理由もわからず、ストーリーに乗っていけなかった。
残念。

テキストレジのため、キャラメルボックス2003サマーツアー『ナツヤスミ語辞典』のDVDを見ました。
まだ半分だけですが。
ダブルキャストのドルフィン・チームの方。
16年も前なので、みんな若い若い!
女子中学生たちの水色のジャンパースカートが可愛くて、今回の再演もこれがいいなあと思いました。
舞台美術は、下手に斜面があって、ちょっと使い辛そうなので、変えた方がいいみたい。
などなど、いろいろ参考になりました。
明日は後半を見ます。


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倒叙の四季 [本]

4月11日(木)
深水黎一郎『倒叙の四季』(講談社文庫)読了。

倒叙の四季 破られた完全犯罪 (講談社文庫)

倒叙の四季 破られた完全犯罪 (講談社文庫)

  • 作者: 深水 黎一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/03/15
  • メディア: 文庫


「俺」は佐藤薫子の首にロープを巻き付け、強く締め上げた。
そして、椅子に乗り、薫子に背中を向けて、ロープを背負い投げの格好で引っ張り上げた。
薫子は完全に動きを止めた。
「俺」はロープを鴨居に掛けて、薫子の体を吊り上げた。
これで、警察は首吊り自殺と判断するはずだ。
父の後を継いで国会議員になる「俺」にとって、5つ上の恋人は邪魔でしかない。
3日後、自宅に刑事が2人、訪ねてきた。
警視庁捜査一課の海埜(うんの)と館林と名乗った……。

犯人の視点から描く倒叙スタイルのミステリーの短編4つを収録した短編集で、上記は一つ目の『春は縊殺(いさつ) やうやう白くなりゆく顔いろ』。
どれも前半を読む限りは、完全犯罪が成立しそうに思えるのだが、後半登場する海埜に必ず真相を暴かれてしまう。
海埜はまるでコロンボか古畑任三郎のようだが、あれほど個性は強くない。
そのためか、4つ目の『冬は中毒殺 雪の降りたるは言ふべきにもあらず』で、深水氏のミステリー小説のレギュラーである「芸術探偵・神泉寺瞬一郎」が登場する。
まさに「待ってました!」って感じ。
というわけで、なかなか楽しめました。

キャラメルボックス2019『ナツヤスミ語辞典』のチラシのデザイン案が届きました。
夏らしいすっきりと爽やかな雰囲気のチラシになりそうです。
テキストレジは何とか今日中に完成させたいと思っています。
やはり110~115分になりそうです。
それでは作業を再開します。

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ラブストーリーズ/エリナーの愛情 [映画]

4月10日(水)
ネッド・ベンソン監督『ラブストーリーズ/エリナーの愛情』(2013年)GYAOで鑑賞。

ラブストーリーズ コナーの涙/エリナーの愛情(3枚組) [DVD]

ラブストーリーズ コナーの涙/エリナーの愛情(3枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: マクザム
  • メディア: DVD


アメリカ。
エリナー(ジェシカ・チャスティン)とコナー(ジェームズ・マカヴォイ)の夫婦は幼い我が子を失う。
エリナーは衝動的に橋から川へ身投げするが、死ねずに病院に運ばれる。
コナーに黙って、病院から抜け出し、実家に帰る。
大学教授の父に勧められ、大学の聴講生となる。
数カ月後のある日、授業中に手紙が回ってくる。
後ろを振り返ると、コナーが手を振っていた……。

『ラブストーリーズ/コナーの涙』と比較対照して見ることができたので、結構楽しめた。
意外と、共通するシーンは少なかった。
『コナーの涙』ではほとんど気持ちを語らなかったエリナーが、こっちでは語る。
反対に、コナーは非常に出番が少なく、出てきても、あまりしゃべらない。
やはり、1本の映画として見ると、やや弱いという印象。
両方見て、やっとわかる、と思った。
いっそのこと、足して2で割った方がよい映画になるのではないか?

『ラブストーリーズ/エリナーの愛情』の原題は、『THE DISAPPEARANCE OF ELEANOR RIGBY: HER』。
エリナーの旧姓がリグビーで、ビートルズの名曲のタイトルと同じなのです。
これはエリナーの父親がわかっていてやったこと。
ちなみに、『ラブスーリーズ/コナーの涙』の原題は、『THE DISAPPEARANCE OF ELEANOR RIGBY: HIM』。
僕もビートルズのフアンなので、ちょっとうれしいです。

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