SSブログ

ラスト・ディール [映画]

8月15日(日)
クラウス・ハロ監督『ラスト・ディール』(2018年)WOWOWで鑑賞。

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 [DVD]

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: DVD


フィンランド。
オラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)は老齢の美術商で、独り暮らし。
ある日、娘のレア(ピルヨ・ロンカ)から、問題児の孫オットー(アモス・ブロテルス)を、職業体験のため数日間預かってほしいと頼まれる。
突然店に現れたオットーは態度が悪く、オラヴィに注意されると、すぐに出ていってしまう。
オラヴィはオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われる。
署名がないため、安値だったが、オットーに手伝わせて調べてみると、近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品であることがわかる。
オラヴィは「幻の名画」を手に入れるべく、資金集めに奔走する……。

クラウス・ハロ監督は1971年生まれで、今のフィンランドを代表する映画監督。
『こころに剣士を』もおもしろかった。
『ラスト・ディール』もなかなかの出来で、絵画の売買に魅せられた男の「業」を見事に描き出している。
フィンランドの寒冷で乾燥した空気が、風景に清涼感や清潔感をもたらし、とても心地よい。
ミカ・カウリスマキ監督の映画も同じように感じた。
お薦めです。

nice!(1) 
共通テーマ:演劇

nice! 1