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ルース・エドガー [映画]

8月20日(金)
ジュリアス・オナー監督『ルース・エドガー』(2019年)WOWOWで鑑賞。

ルース・エドガー [Blu-ray]

ルース・エドガー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • 発売日: 2020/12/02
  • メディア: Blu-ray


エイミー・エドガー(ナオミ・ワッツ)と夫のピーター(ティム・ロス)は、エリトリア人の8歳の男の子を養子に取った。
10年後、ルース・エドガー(ケルヴィン・ハリソン・Jr)は高校一の優等生へと成長していた。
担任のハリエット・ウィルソン(オクタヴィア・スペンサー)もルースを高く買っていたが、ある日、彼のレポートに不審を抱く。
フランツ・ファノンの急進的な思想に肩入れしていたのだ。
ハリエットがルースのロッカーを確かめると、中には禁止された花火があった。
ハリエットはエイミーを学校に呼び出し、ルースへの不審を伝える。
エイミーは激しく反発するが、やがて彼女の目からも、ルースの態度におかしな部分が見え始めた……。

原題は『Luce』。
J・C・リーの戯曲『Luce』の映画化。
ルースははたして本当に優等生なのか?
こんな些細な疑問だけで、暴力も殺人もナシで、非常に緊張感のあるサスペンスになっている。
オクタヴィア・スペンサーが本当にうまい。
しかし、ラストを『氷の微笑』のように、曖昧に終わらせたのはいただけない。
「全部描かなくても分かるでしょ?」という思わせぶりが鼻につく。
良作だっただけに、残念。

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