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メインテーマは殺人 [本]

8月20日(きん)
アンソニー・フロヴィッツ『メインテーマは殺人』(創元推理文庫)読了。

メインテーマは殺人 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫)

メインテーマは殺人 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2019/09/28
  • メディア: Kindle版


ロンドン。
アンソニー・ホロヴィッツは、『刑事フォイル』シリーズの脚本を書いている人気作家。
ある日、ホーソーンという男から電話がかかってくる。
ホーソーンは元刑事で、犯罪ドラマ撮影のアドバイザーとして、ホロヴィッツと一緒に仕事をしたことがあった。
ホーソーンは今、ある殺人事件の捜査をしているが、その捜査を小説にしないかと言った。
ホロヴィッツは、スティーブン・スピルバーグから『タンタンの冒険2』の脚本を依頼され、初稿を送って返事を待っているところだったが、ホーソーンの提案を受け入れる。
被害者はクーパー夫人という資産家で、殺された日、葬儀社に行き、自分の葬儀の契約をしていた。
それははたして偶然なのか?
ホーソーンとホロヴィッツは捜査を開始する……。

週刊文春ミステリーベスト10の2019年度第1位。
このミステリーがすごい!の2020年度第1位。
前年の『カササギ事件』で両賞の1位を取り、一躍有名になったアンソニー・ホロヴィッツが、『カササギ事件』の前に書いた小説を、翌年翻訳出版したところ、またしても2冠を獲得したというわけ。
ちなみに、翌年は、『その裁きは死』で、やはり2冠を獲得。
全くとんでもない作家が登場したものだ。
『メインテーマは殺人』は、ホロヴィッツ自身が主人公で、事件と同時並行で小説を書いていく。
スピルバーグまで登場して、楽しいったらありゃしない。
ミステリとしてもよく出来ていて、2冠は当然だと思った。
お薦めです。

今日はキャラメルボックス俳優教室実践科2021年度中間公演『ハックルベリーにさよならを』の稽古。
3場と4場の復習をしました。
動き付けの復習と修正だったのですが、あまりの出来の悪さに、久しぶりにお説教をしてしまいました。
3週間後は本番なのに、これではマズイ!
各自猛省して、自主練してほしいです。

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