ナビル ある少年の物語 [本]
8月21日(金)
ガブリエル・バンサン『ナビル ある少年の物語』(BL出版)読了。
ガブリエル・バンサン『ヴァイオリニスト』(BL出版)読了。
ベルギーの絵本作家ガブリエル・バンサンの絵本2作。
ガブリエル・バンサンは1928年、ベルギー・ブリュッセル生まれ。
女性で、本名はモニーク・マルタン。
2000年、72歳で死去。
代表作は『くまのアーネストおじさん』シリーズで、世界各国で翻訳出版されている。
僕は絵だけの絵本『アンジュール』が大好きで、繰り返し読んでいる。
鉛筆でラフに描かれた絵が絶妙な詩情を生み出している。
『ナビル ある少年の物語』『ヴァイオリニスト』の2作も、鉛筆でラフに描かれた絵だが、文章がついている。
どちらも物語が今一つで、楽しめなかった。
未読の方にはぜひとも『アンジュール』を読んでいただきたい。
凄いですよ。
ガブリエル・バンサン『ナビル ある少年の物語』(BL出版)読了。
ガブリエル・バンサン『ヴァイオリニスト』(BL出版)読了。
ベルギーの絵本作家ガブリエル・バンサンの絵本2作。
ガブリエル・バンサンは1928年、ベルギー・ブリュッセル生まれ。
女性で、本名はモニーク・マルタン。
2000年、72歳で死去。
代表作は『くまのアーネストおじさん』シリーズで、世界各国で翻訳出版されている。
僕は絵だけの絵本『アンジュール』が大好きで、繰り返し読んでいる。
鉛筆でラフに描かれた絵が絶妙な詩情を生み出している。
『ナビル ある少年の物語』『ヴァイオリニスト』の2作も、鉛筆でラフに描かれた絵だが、文章がついている。
どちらも物語が今一つで、楽しめなかった。
未読の方にはぜひとも『アンジュール』を読んでいただきたい。
凄いですよ。
本屋を守れ [本]
8月20日(木)
藤原正彦『本屋を守れ』(PHP新書)読了。
お茶の水大学名誉教授で数学者の藤原正彦が、読書の重要性を語るインタビュー。
藤原正彦氏の本はこれが27冊目。
中身は『管見妄語』シリーズの中で繰り返し語られていることなので、目新しさはない。
が、繰り返し語らなければならないほど、重要で喫緊の問題なのだと思う。
藤原氏は若者のスマホの使用時間を限定し、強制的に読書させるべきだとさえ言う。
読書が人を作り、国力を作り、国の防衛力を高めるからだ。
小学校での英語教育にも強く反対している。
グローバル化など必要ない。
スマホが発達し、いずれ翻訳機の機能が付くので、英語を話せるようになる必要もない。
それより、国語の時間を増やせ。
本を読ませろ。
僕も概ね賛成です。
ナッポス・プロデュース『かがみの孤城』稽古22日目。
通し稽古の3回目。
1・2回目より格段におもしろくなったので、ダメ出しで褒めちぎってしまいました。
テンションが上がり、感情表現が強くなり、クラマックスも盛り上がったのです。
上演時間は変わらず、2時間弱。
ここまでできればもう安心ですが、気を緩めずに、残り3日間、頑張りたいと思います。
藤原正彦『本屋を守れ』(PHP新書)読了。
お茶の水大学名誉教授で数学者の藤原正彦が、読書の重要性を語るインタビュー。
藤原正彦氏の本はこれが27冊目。
中身は『管見妄語』シリーズの中で繰り返し語られていることなので、目新しさはない。
が、繰り返し語らなければならないほど、重要で喫緊の問題なのだと思う。
藤原氏は若者のスマホの使用時間を限定し、強制的に読書させるべきだとさえ言う。
読書が人を作り、国力を作り、国の防衛力を高めるからだ。
小学校での英語教育にも強く反対している。
グローバル化など必要ない。
スマホが発達し、いずれ翻訳機の機能が付くので、英語を話せるようになる必要もない。
それより、国語の時間を増やせ。
本を読ませろ。
僕も概ね賛成です。
ナッポス・プロデュース『かがみの孤城』稽古22日目。
通し稽古の3回目。
1・2回目より格段におもしろくなったので、ダメ出しで褒めちぎってしまいました。
テンションが上がり、感情表現が強くなり、クラマックスも盛り上がったのです。
上演時間は変わらず、2時間弱。
ここまでできればもう安心ですが、気を緩めずに、残り3日間、頑張りたいと思います。
ウィーアーリトルゾンビーズ [映画]
8月20日(木)
長久允監督『ウィーアーリトルゾンビーズ』(2019年)WOWOWで鑑賞。
ヒカリ(二宮慶多)は13歳で、両親を亡くしたばかり。
火葬場で、同じく両親を亡くした、イシ(水野哲志)、タケムラ(奥村門土)、イクコ(中島セナ)と出会う。
4人は4人の家を一緒に経巡り、互いの事情を知る。
そして、ゴミ捨て場に辿り着き、ホームレスのバンドに出会う。
4人はバンド結成を決意し、「リトルゾンビーズ」と名前を付ける。
レコード会社の望月悟(池松壮亮)が4人を売り出し、あっと言う間にスターになる……。
無名の中学生4人が主演。
亡くなった両親が佐々木蔵之介、工藤夕貴、西田尚美、佐野史郎、菊地凛子、永瀬正敏ら有名俳優で、回想で1シーンずつ登場する。
全体がゲーム形式になっていて、中学生4人が代わる代わる、カメラに向かって語りかける。
『アメリ』のようなセンスの良さ。
しかし、ストーリーも現実感もないため、センスを楽しむしかない映画。
僕は楽しめなかった。
長久允監督『ウィーアーリトルゾンビーズ』(2019年)WOWOWで鑑賞。
ヒカリ(二宮慶多)は13歳で、両親を亡くしたばかり。
火葬場で、同じく両親を亡くした、イシ(水野哲志)、タケムラ(奥村門土)、イクコ(中島セナ)と出会う。
4人は4人の家を一緒に経巡り、互いの事情を知る。
そして、ゴミ捨て場に辿り着き、ホームレスのバンドに出会う。
4人はバンド結成を決意し、「リトルゾンビーズ」と名前を付ける。
レコード会社の望月悟(池松壮亮)が4人を売り出し、あっと言う間にスターになる……。
無名の中学生4人が主演。
亡くなった両親が佐々木蔵之介、工藤夕貴、西田尚美、佐野史郎、菊地凛子、永瀬正敏ら有名俳優で、回想で1シーンずつ登場する。
全体がゲーム形式になっていて、中学生4人が代わる代わる、カメラに向かって語りかける。
『アメリ』のようなセンスの良さ。
しかし、ストーリーも現実感もないため、センスを楽しむしかない映画。
僕は楽しめなかった。
インドクリスタル(下) [本]
8月19日(水)
篠田節子『インドクリスタル(下)』(角川文庫)読了。
インド東部の町クントゥーニ。
水晶加工業「山峡ドルジェ」社長の藤岡は、先々代が取引していた採掘会社の社長アシシュ・チョードリーの所有するホテルに滞在。
夜、12、3歳の先住民族の少女ロサが部屋を訪ねてくる。
ロサは孤児で、ホテルで働きながら、客の相手をさせられていた。
藤岡は数年前、別の町の祭で、ロサが生き神様の役をやっていたのを見たことがあった。
ロサは異常に知性が高く、チェスを教えたら、数回で藤岡より強くなった。
地図を見せたら、すぐに記憶してしまった。
数日後、藤岡は森の中をさまよっている時、ロサを思い出し、電話する。
そして、ロサに地図を思い出してもらい、その導きによって、近くの村に到達する。
藤岡はロサを引き取って、東京に連れて帰ろうと決意する……。
インド東部の水晶ビジネスと、先住民族の天才少女。
この二つが絡み合って、物語は進んでいく。
篠田節子氏の長編を読むたびに、そのタフぶりに舌を巻く。
普通、これほどテンションの高い小説を、こんなに長く書き続けることはできない。
司馬遼太郎氏の小説も、長くなればなるほど、「これは余談だが」が増えて、エッセイ寄りになり、テンションが下がる。
精神的にも肉体的にもタフなのだろう。
うらやましい!
ナッポス・プロデュース『かがみの孤城』稽古21日目。
通し稽古の2回目。
昨日より少しだけ短くなって、2時間を切りました。
川崎悦子先生が見に来てくださって、通しが終わった後、ダンスに修正が入りました。
そして、ますますカッコよくなりました。
残り4日、通し4回、頑張ります!
篠田節子『インドクリスタル(下)』(角川文庫)読了。
インド東部の町クントゥーニ。
水晶加工業「山峡ドルジェ」社長の藤岡は、先々代が取引していた採掘会社の社長アシシュ・チョードリーの所有するホテルに滞在。
夜、12、3歳の先住民族の少女ロサが部屋を訪ねてくる。
ロサは孤児で、ホテルで働きながら、客の相手をさせられていた。
藤岡は数年前、別の町の祭で、ロサが生き神様の役をやっていたのを見たことがあった。
ロサは異常に知性が高く、チェスを教えたら、数回で藤岡より強くなった。
地図を見せたら、すぐに記憶してしまった。
数日後、藤岡は森の中をさまよっている時、ロサを思い出し、電話する。
そして、ロサに地図を思い出してもらい、その導きによって、近くの村に到達する。
藤岡はロサを引き取って、東京に連れて帰ろうと決意する……。
インド東部の水晶ビジネスと、先住民族の天才少女。
この二つが絡み合って、物語は進んでいく。
篠田節子氏の長編を読むたびに、そのタフぶりに舌を巻く。
普通、これほどテンションの高い小説を、こんなに長く書き続けることはできない。
司馬遼太郎氏の小説も、長くなればなるほど、「これは余談だが」が増えて、エッセイ寄りになり、テンションが下がる。
精神的にも肉体的にもタフなのだろう。
うらやましい!
ナッポス・プロデュース『かがみの孤城』稽古21日目。
通し稽古の2回目。
昨日より少しだけ短くなって、2時間を切りました。
川崎悦子先生が見に来てくださって、通しが終わった後、ダンスに修正が入りました。
そして、ますますカッコよくなりました。
残り4日、通し4回、頑張ります!
ザ・ウォール [映画]
8月19日(水)
ダグ・リーマン監督『ザ・ウォール』(2017年)WOWOWで鑑賞。
2007年、イラク。
イラク戦争も終わりに近づいた頃、アメリカ軍の狙撃手であるアイザック(アーロン・テイラー=ジョンソン)とマシューズ(ジョン・シナ)は、イラクの砂漠地帯にある石油パイプライン建設現場へと派遣される。
そこには6人の死体が倒れていた。
突然、マシューズが撃たれ、アイザックは壊れかけた壁の陰に身を隠した。
敵は1500メートルほど離れたガレキの山から撃ってきたらしい。
アイザックは基地本部に無線連絡し、ヘリコプターでの救出を依頼する。
ところが、基地本部として無線で会話している相手こそ、自分たちを狙撃した敵だと気づく。
彼こそは、イラク軍の名狙撃手として有名な「ジューバ」(ライト・ナクリ)だった……。
90分の映画。
登場人物はほぼ3人。
しかし、マシューズはすぐに撃たれるし、ジューバは声だけなので、ほぼアイザックの一人芝居。
これは戦争映画というより、むしろサスペンス映画。
演劇でやっても、おもしろいかもしれない。
ラストも予想外で、非常に質の高い脚本だと思う。
お薦めです。
ダグ・リーマン監督『ザ・ウォール』(2017年)WOWOWで鑑賞。
2007年、イラク。
イラク戦争も終わりに近づいた頃、アメリカ軍の狙撃手であるアイザック(アーロン・テイラー=ジョンソン)とマシューズ(ジョン・シナ)は、イラクの砂漠地帯にある石油パイプライン建設現場へと派遣される。
そこには6人の死体が倒れていた。
突然、マシューズが撃たれ、アイザックは壊れかけた壁の陰に身を隠した。
敵は1500メートルほど離れたガレキの山から撃ってきたらしい。
アイザックは基地本部に無線連絡し、ヘリコプターでの救出を依頼する。
ところが、基地本部として無線で会話している相手こそ、自分たちを狙撃した敵だと気づく。
彼こそは、イラク軍の名狙撃手として有名な「ジューバ」(ライト・ナクリ)だった……。
90分の映画。
登場人物はほぼ3人。
しかし、マシューズはすぐに撃たれるし、ジューバは声だけなので、ほぼアイザックの一人芝居。
これは戦争映画というより、むしろサスペンス映画。
演劇でやっても、おもしろいかもしれない。
ラストも予想外で、非常に質の高い脚本だと思う。
お薦めです。
メアリー・カサット [本]
8月18日(火)
スーザン・E・マイヤー『メアリー・カサット』(同朋舎出版)読了。
アメリカの絵画雑誌の編集者スーザン・E・マイヤーが、フランス印象派で唯一のアメリカ人女性画家メアリー・カサットの生涯と作品を解説する。
メアリー・スティーヴンソン・カサットは、1844年、アメリカ、ペンシルベニア州アレゲニー(現在はピッツバーグの一部)生まれ。
父は株式仲買人で、メアリーは10歳まで、ヨーロッパ各地を転々とした。
1861年、フィラデルフィアのペンシルベニア美術アカデミーで絵の勉強を開始。
1866年、パリへ。
普仏戦争が始まってアメリカに帰国したが、1871年、再びヨーロッパへ。
1872年、パリへ行き、カミーユ・ピサロに絵を学ぶ。
同年、パリ・サロンに初めて絵を出品。
1874年、ドガと出会い、友人となる。
1879年から86年まで、印象派のメンバーとして活動。
その後は母子の絵や版画を中心に描き、印象派の他の画家の作品をアメリカに紹介。
1926年、82歳で死去。
生涯独身で、ドガとは40年にわたる親友だった。
母子の絵はどれも温かみがあり、すばらしい。
以下に代表作を数点載せる。
ナッポス・プロデュース『かがみの孤城』の稽古20日目。
第一回通し稽古。
非常に良い出来で、満足しました。
上演時間は2時間ジャスト。
これも狙い通り。
ダメ出しで、役者の皆さんにお願いしたのは、
①ミスを減らして、精度を上げてほしい。
②感情表現をより豊かに、より深くしてほしい。
③ユーモアを増やしてほしい。
稽古は残り5日、通しはあと5回。
さらに質を高めて、名作にしたいと思います。
頑張ります!
スーザン・E・マイヤー『メアリー・カサット』(同朋舎出版)読了。
アメリカの絵画雑誌の編集者スーザン・E・マイヤーが、フランス印象派で唯一のアメリカ人女性画家メアリー・カサットの生涯と作品を解説する。
メアリー・スティーヴンソン・カサットは、1844年、アメリカ、ペンシルベニア州アレゲニー(現在はピッツバーグの一部)生まれ。
父は株式仲買人で、メアリーは10歳まで、ヨーロッパ各地を転々とした。
1861年、フィラデルフィアのペンシルベニア美術アカデミーで絵の勉強を開始。
1866年、パリへ。
普仏戦争が始まってアメリカに帰国したが、1871年、再びヨーロッパへ。
1872年、パリへ行き、カミーユ・ピサロに絵を学ぶ。
同年、パリ・サロンに初めて絵を出品。
1874年、ドガと出会い、友人となる。
1879年から86年まで、印象派のメンバーとして活動。
その後は母子の絵や版画を中心に描き、印象派の他の画家の作品をアメリカに紹介。
1926年、82歳で死去。
生涯独身で、ドガとは40年にわたる親友だった。
母子の絵はどれも温かみがあり、すばらしい。
以下に代表作を数点載せる。
ナッポス・プロデュース『かがみの孤城』の稽古20日目。
第一回通し稽古。
非常に良い出来で、満足しました。
上演時間は2時間ジャスト。
これも狙い通り。
ダメ出しで、役者の皆さんにお願いしたのは、
①ミスを減らして、精度を上げてほしい。
②感情表現をより豊かに、より深くしてほしい。
③ユーモアを増やしてほしい。
稽古は残り5日、通しはあと5回。
さらに質を高めて、名作にしたいと思います。
頑張ります!
プロメア [映画]
8月18日(火)
今石洋之監督『プロメア』(2019年)WOWOWで鑑賞。
炎を操る人種バーニッシュが突然変異で出現し、世界の半分を焼失させてしまう。
それから30年後、バーニッシュに対抗するため、高機動救命消防隊バーニングレスキューが結成される。
ガロ(声/松山ケンイチ)はバーニングレスキューのメンバー。
ある日、テロ組織・マッドバーニッシュのリーダーのリオ(早乙女太一)の捕獲に成功する……。
監督は今石洋之氏、脚本は中島かずき氏。
TVアニメ『天元突破グレンラガン』『キルラキル』の監督&脚本コンビによる完全オリジナルのSFアクション。
ハイテンション、ハイスピード、荒々しいタッチの絵で、『スパイダーマン/スパイダーバース』を思い出した。
声の出演が、松山ケンイチ、早乙女太一の他、堺雅人、古田新太など、新感線の劇団員もしくはかつての出演者が多く、新感線ぽい演技をしている。
この手のアニメはあまり見ないので、新鮮だった。
今石洋之監督『プロメア』(2019年)WOWOWで鑑賞。
炎を操る人種バーニッシュが突然変異で出現し、世界の半分を焼失させてしまう。
それから30年後、バーニッシュに対抗するため、高機動救命消防隊バーニングレスキューが結成される。
ガロ(声/松山ケンイチ)はバーニングレスキューのメンバー。
ある日、テロ組織・マッドバーニッシュのリーダーのリオ(早乙女太一)の捕獲に成功する……。
監督は今石洋之氏、脚本は中島かずき氏。
TVアニメ『天元突破グレンラガン』『キルラキル』の監督&脚本コンビによる完全オリジナルのSFアクション。
ハイテンション、ハイスピード、荒々しいタッチの絵で、『スパイダーマン/スパイダーバース』を思い出した。
声の出演が、松山ケンイチ、早乙女太一の他、堺雅人、古田新太など、新感線の劇団員もしくはかつての出演者が多く、新感線ぽい演技をしている。
この手のアニメはあまり見ないので、新鮮だった。
インドクリスタル(上) [本]
8月17日(月)
篠田節子『インドクリスタル(上)』(角川文庫)読了。
藤岡は甲府市にある水晶デバイスメーカー「山峡ドルジェ」の社長。
高純度人口水晶を作るため、その種となる高純度天然水晶を求めて、世界中を飛び回っている。
先々代が遺した、「インド、クントゥーニ」と記された高純度天然水晶の見本を見つけ、インドに飛ぶ。
先々代が取引をした「ビシュヌ・ミネラル社」社長のアシシュ・チョードリーに鉱山に連れて行かれるが、そこはただの廃坑だった。
帰りに土砂崩れに合い、車を乗り捨て、森をさまよった挙げ句、先住民族の村に辿り着く。
そこの住民のロケスが藤岡に「買ってくれ」と差し出したのは、高純度天然水晶だった……。
篠田節子氏の本はこれが23冊目。
インド東部を舞台にしたビジネス小説で、波瀾万丈の展開はまるで冒険小説のよう。
圧倒的なリアリティに驚嘆した。
一体どうやって取材したんだ?
出てくる人たちはみんな嘘つきばかり。
主人公自身が百戦錬磨のビジネスマンで、平気で嘘をつきまくる。
ビジネス小説はあまり読んでこなかったので、こんなにおもしろいのかと感心した。
下巻が楽しみ。
昨日は一週間ぶりに、今年37回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,9キロ歩きました。
午前10時から走ったのですが、熱中症にならないように、スローペースを守りました。
3,5キロのタイムは、23分08秒。
で、今朝起きたら、2週間ぶりに、軽いギックリ腰。
1回目が6週間前の日曜日の夜。
2回目が2週間前の日曜日の夜。
3回目が本日月曜日の朝。
これでようやくわかりました。
ギックリ腰の原因は、日曜日の朝のジョギングです。
その疲労が、日曜日の夜か月曜日の朝に出るのです。
なんてこった!
でも、ジョギングはやめたくない。
どうしよう……。
篠田節子『インドクリスタル(上)』(角川文庫)読了。
藤岡は甲府市にある水晶デバイスメーカー「山峡ドルジェ」の社長。
高純度人口水晶を作るため、その種となる高純度天然水晶を求めて、世界中を飛び回っている。
先々代が遺した、「インド、クントゥーニ」と記された高純度天然水晶の見本を見つけ、インドに飛ぶ。
先々代が取引をした「ビシュヌ・ミネラル社」社長のアシシュ・チョードリーに鉱山に連れて行かれるが、そこはただの廃坑だった。
帰りに土砂崩れに合い、車を乗り捨て、森をさまよった挙げ句、先住民族の村に辿り着く。
そこの住民のロケスが藤岡に「買ってくれ」と差し出したのは、高純度天然水晶だった……。
篠田節子氏の本はこれが23冊目。
インド東部を舞台にしたビジネス小説で、波瀾万丈の展開はまるで冒険小説のよう。
圧倒的なリアリティに驚嘆した。
一体どうやって取材したんだ?
出てくる人たちはみんな嘘つきばかり。
主人公自身が百戦錬磨のビジネスマンで、平気で嘘をつきまくる。
ビジネス小説はあまり読んでこなかったので、こんなにおもしろいのかと感心した。
下巻が楽しみ。
昨日は一週間ぶりに、今年37回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,9キロ歩きました。
午前10時から走ったのですが、熱中症にならないように、スローペースを守りました。
3,5キロのタイムは、23分08秒。
で、今朝起きたら、2週間ぶりに、軽いギックリ腰。
1回目が6週間前の日曜日の夜。
2回目が2週間前の日曜日の夜。
3回目が本日月曜日の朝。
これでようやくわかりました。
ギックリ腰の原因は、日曜日の朝のジョギングです。
その疲労が、日曜日の夜か月曜日の朝に出るのです。
なんてこった!
でも、ジョギングはやめたくない。
どうしよう……。
パーフェクション [映画]
8月17日(月)
リチャード・シェパード監督『パーフェクション』(2019年)Netflixで鑑賞。
シャーロット・ウィルモア(アリソン・ウィリアムズ)はボストンの名門音楽学校バチョフ・アカデミーに所属するチェリスト。
が、母親が病に倒れたため、中退。
10年後、バチョフ・アカデミーに復学すべく、学長のアントン(スティーヴン・ウェバー)に接触し、上海で行われる選考会に参加する権利を認められた。
そこで、現在のアントンの一番弟子であるリジー(ローガン・ブラウニング)と出会い、惹かれ合う。
翌朝、2人は中国の田園地帯へ観光に出かける。
が、バスに乗った直後から、リジーが体調を崩し始める……。
90分のサスペンス映画。
ストーリーの仕掛けはなかなか巧みだが、現実感が全くないため、冷めてしまった。
ラストのオチも、まるでコメディのよう。
リチャード・シェパード監督は、この映画を知的ゲームと捉えたのだと思う。
リチャード・シェパード監督『パーフェクション』(2019年)Netflixで鑑賞。
シャーロット・ウィルモア(アリソン・ウィリアムズ)はボストンの名門音楽学校バチョフ・アカデミーに所属するチェリスト。
が、母親が病に倒れたため、中退。
10年後、バチョフ・アカデミーに復学すべく、学長のアントン(スティーヴン・ウェバー)に接触し、上海で行われる選考会に参加する権利を認められた。
そこで、現在のアントンの一番弟子であるリジー(ローガン・ブラウニング)と出会い、惹かれ合う。
翌朝、2人は中国の田園地帯へ観光に出かける。
が、バスに乗った直後から、リジーが体調を崩し始める……。
90分のサスペンス映画。
ストーリーの仕掛けはなかなか巧みだが、現実感が全くないため、冷めてしまった。
ラストのオチも、まるでコメディのよう。
リチャード・シェパード監督は、この映画を知的ゲームと捉えたのだと思う。
シンプル・フェイバー [映画]
8月16日(日)
ポール・フェイグ監督『シンプル・フェイバー』(2018年)Netflixで鑑賞。
ニューヨーク郊外。
ステファニー(アナ・ケンドリック)はシングルマザーのユーチューバー。
数年前に交通事故で夫を亡くし、その保険金で5歳の息子と暮らしている。
ある日、保育園に行って、息子の友達の母エミリー(ブレイク・ライブリー)と出会う。
エミリーは大手のアパレルメーカーの広報部長で、夫のショーン(ヘンリー・ゴールディング)は作家だった。
ステファニーとエミリーと親しくなる。
ある日、ミエリーがステファニーに電話していて、保育園で息子を引き取り、しばらく預かってほしいと言う。
ささやかな頼み(シンプル・フェイバー)と引き受けたが、エミリーはそのまま行方不明になってしまう……。
数日前に読んだダーシー・ベルのミステリー小説『ささやかな頼み』を原作とした映画。
なんと、ポール・フェイグ監督は、これをコメディにしてしまった!
アナ・ケンドリックが演じるステファニーは可愛いけどドジでちょっとイタいユーチューバー。
小柄でまじめそうに見えるアナにはピッタリの役。
ブレイク・ライブリーは謎めいた美女役で、抜群のプロポーションに文句はないが、美貌の劣化が激しく、魅力に欠ける。
ラストが原作とは全く違っていて、現実感は皆無。
原作も今一つだったが、映画はそれよりさらに落ちる。
残念。
ポール・フェイグ監督『シンプル・フェイバー』(2018年)Netflixで鑑賞。
ニューヨーク郊外。
ステファニー(アナ・ケンドリック)はシングルマザーのユーチューバー。
数年前に交通事故で夫を亡くし、その保険金で5歳の息子と暮らしている。
ある日、保育園に行って、息子の友達の母エミリー(ブレイク・ライブリー)と出会う。
エミリーは大手のアパレルメーカーの広報部長で、夫のショーン(ヘンリー・ゴールディング)は作家だった。
ステファニーとエミリーと親しくなる。
ある日、ミエリーがステファニーに電話していて、保育園で息子を引き取り、しばらく預かってほしいと言う。
ささやかな頼み(シンプル・フェイバー)と引き受けたが、エミリーはそのまま行方不明になってしまう……。
数日前に読んだダーシー・ベルのミステリー小説『ささやかな頼み』を原作とした映画。
なんと、ポール・フェイグ監督は、これをコメディにしてしまった!
アナ・ケンドリックが演じるステファニーは可愛いけどドジでちょっとイタいユーチューバー。
小柄でまじめそうに見えるアナにはピッタリの役。
ブレイク・ライブリーは謎めいた美女役で、抜群のプロポーションに文句はないが、美貌の劣化が激しく、魅力に欠ける。
ラストが原作とは全く違っていて、現実感は皆無。
原作も今一つだったが、映画はそれよりさらに落ちる。
残念。