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デッド・ゾーン(上) [本]

5月1日(火)
スティーヴン・キング『デッド・ゾーン(上)』(新潮文庫)読了。

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1987/05
  • メディア: 文庫


アメリカ、メイン州、クリーヴス・ミルズ。
ジョン・スミスは高校教師で、同僚のセーラ・ブラックネルと付き合っている。
ハロウィンの日、二人は近くの町の物産品フェアへ行く。
そこでジョンは屋台のルーレットをやり、大勝ちする。
ジョンは時々、未来が見えることがあるのだ。
セーラを家まで送った後、ジョンはタクシーで帰宅したが、その途中、事故に遭う。
頭蓋骨を骨折し、脳も損傷して、昏睡状態に陥る……。

この小説は1983年、デヴィッド・クローネンバーグ監督、クリストファー・ウォーケン主演で映画化された。
残念ながら、出来はあまりよくない。
なので、この原作にも期待していなかったのだが、いやはやおもしろいのなんの。
ジョンは4年半後に目覚めるが、セーラは既に結婚し、子供までいる。
目覚めても、すぐに動き回れるわけではなく、固まってしまった腱の手術を何回もしなければならない。。
手術代は数万ドルに及び、ジョンは借金返済に苦しむ。
というふうに、目覚めてもちっとも幸せになれない。
キングが綿密に取材したからこそ生まれたリアリティだ。
予知能力を持った男の数奇な人生。
下巻も楽しみ。

14時から、キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の稽古13日目。
まずは、キャラメルボックス演出部の白坂恵都子による、英語の指導。
劇中で歌う英語の歌3曲の発音をチェックしてもらいました。
次に、3つのパフォーマンスの復習。
うち2つを僕は今日初めて見たのですが、やはり前回とは全く違うものになっていました。
その後、頭から動きつけ。
1場と2場の前半が完成しました。
2場で、山崎雄也にダメ出ししている時、つい前に出て、ちょっとやってしまいました。
「こういうふうに動け!」と。
本当はもっとやりたかったのですが、我慢しました。
『無伴奏ソナタ』、稽古は順調です。
お楽しみに!

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