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11文字の殺人 [本]

3月24日(火)
東野圭吾『11文字の殺人』(光文社文庫)読了。

11文字の殺人 (光文社文庫)

11文字の殺人 (光文社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1990/12/01
  • メディア: 文庫


推理作家の「あたし」の恋人が殺された。
恋人の川津雅之はフリーライターで、最近、何者かに狙われていると言っていた。
「あたし」は友人の萩尾冬子とともに、調査を開始する。
やがて、川津が参加したクルージングで難破事故が起き、乗員全員が近くの無人島に流れついたが、1人が死亡していたことがわかる。
その男・竹本幸裕は水泳が得意で、彼だけが死んだのは明らかにおかしかった。
ところが、調査を進めるうちに、難破事故の生き残りの1人がまたしても殺された……。

東野圭吾氏の本はこれが74冊目。
1985年に『放課後』でデビューした東野氏の、1987年の作品。
光文社文庫に収められている初期作品8作を今まで読み逃していたことに気付き、『白馬山荘殺人事件』に続いて、この本も読んでみた。
「わりとシンプルな話だな」と思いながら読んでいたが、どうしてどうして、ラストにとんでもないツイストが待っていた。
これだから東野氏は侮れない。
最後の10行でまたしても、「やられた!」と叫んだ。
東野圭吾に駄作なし。
お薦めです。

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