水おとこのいるところ

２月１２日（日）
イーヴォ・ロザーティ作＋ガブリエル・パチェコ絵『水おとこのいるところ』（岩崎書店）読了。

水おとこのいるところ

• 出版社/メーカー: 岩崎書店
• 発売日: 2009/08/26
• メディア: 単行本

マリア・ウェレニケ『パパとわたし』（光村教育図書）読了。

パパとわたし

• 出版社/メーカー: 光村教育図書
• 発売日: 2012/10/01
• メディア: 大型本

エドワード・ゴーリー『思い出した訪問』（河出書房新社）読了。

思い出した訪問

• 出版社/メーカー: 河出書房新社
• 発売日: 2017/10/07
• メディア: 単行本

谷川俊太郎・作＋合田里美・絵『ぼく』（岩崎書店）読了。

闇は光の母 (3) ぼく (闇は光の母 3)

• 出版社/メーカー: 岩崎書店
• 発売日: 2022/01/20
• メディア: 単行本

『水おとこのいるところ』は、イタリア人のイーヴォ・ロザーティと、メキシコ人のガブリエル・パチェコの絵本。
奇妙で美しくてシャレていて、とても素敵だった。
『パパとわたし』は、アルゼンチンのマリア・ウェレニケの絵本。
モノクロでドライでシャレていて、やっぱり素敵だった。
『思い出した訪問』は、アメリカ人のエドワード・ゴーリーの絵本。
この人の本は３冊目だか、どれも話が極端にアッサリしていて、必ず読後、唖然とさせられる。
この本もそう。
『ぼく』は、子供の自殺を食い止めるために描かれた絵本。
合田里美氏の絵がすばらしい。
４冊の中では、『水おとこのいるところ』が一番気に入った。

今日は今年１１回目のジョギング。
３，５キロ走って、１，１キロ歩いて、２，２キロ走りました。
３，５キロのタイムは、１９分１４秒。
前回より、４８秒速くなりました。
今週は、『魔術』の稽古と並行して、『クロノス・ビギンズ』のシノプシス作り。
あとちょっとで完成というところまで来ました。
では、続きを書きます。
頑張ります！

そして、バトンは渡された

２月１２日（日）
前田哲監督『そして、バトンは渡された』（２０２１年）

そして、バトンは渡された [DVD]

• 出版社/メーカー: Warner Entertainment Japan Inc for JP-DVD
• 発売日: 2022/04/06
• メディア: DVD

高校３年の森宮優子（永野芽郁）は、義父の壮介（田中圭）と二人暮し。
泣きたい場面でも無駄に笑顔を振りまく優子は、クラスで浮いていて、卒業式の合唱のピアノ奏者を無理やり押し付けられてしまう。
小学生「みぃたん」（稲垣来泉）は幼い頃に母を亡くし、父の水戸秀平（大森南朋）と二人暮らし。
そこへ、梨花（石原さとみ）という新しい母親がやってきた。
梨花は浪費家でお調子者だが、気立てが良く、「みぃたん」を深く愛した。
ある日、父の秀平が、突然ブラジルに移住すると言い出した。
母の梨花は移住を拒否して離婚し、「みぃたん」を引き取って、旧姓の田中に戻った。
「みぃたん」が友達の影響でピアノに興味を持つと、梨花は、大金持ちの泉ヶ原茂雄（市村正親）という老人と再婚した。
泉ヶ原の屋敷にはグランドピアノがあったのだ。
ところが、梨花は大金持ちの生活が窮屈だと家を飛び出し、新しい結婚相手を見つけた。
それが、森宮壮介だった‥‥。

２０１９年に本屋大賞を受賞した小説『そして、バトンは渡された』の映画化。
僕はもちろん既読。
小学生の「みぃたん」と高校生の「森宮優子」を同時並行で描くというアイディアは、単調になることを防ぐためだろうが、最初ちょっとわかりにくかった。
キャスティングが絶妙で、特に田中圭の「森宮壮介」はピッタリ。
石原さとみも、「梨花」という難しい役を、かなり巧みに表現していた。
しかし、原作を改変して、「梨花」をラストで死なせたのは、泣かせようという意図が見え見えで、僕は好きになれなかった。
それ以外に不満はなく、原作のすばらしさもあって、とても楽しめる映画だった。
他に、岡田健史、朝比奈彩、戸田菜穂、木野花らが出演。

そして、バトンは渡された

• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2021/10/19
• メディア: 単行本

犯罪河岸

２月１１日（土）
アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督『犯罪河岸』（１９４８年）WOWOWで鑑賞。

犯罪河岸 [DVD]

• 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
• 発売日: 2011/02/22
• メディア: DVD

第二次世界大戦直後の１９４６年、パリの下町。
で、ピアノ弾きのモーリス（ベルナール・ブリエ）は年下の若い流行歌手ジェニー（シュジー・ドレール）と結婚するが、彼女の浮気が原因で、夫婦喧嘩が絶えない。
ある日、映画会社を持っている好色な老人ブリニヨン（シャルル・デュラン）に気に入られたジェニーは，彼を手玉にとって自分を売り込もうと考える。
これを知ったモーリスはブリニヨンのもとに殴り込み、ジェニーに近づけば殺してやると脅す。
しかし、ジェニーは夫の目を盗んで、ブリニヨンに会いに行く。
モーリスはジェニーが置き忘れたブリニヨンの住所を書いたメモを見つけると、銃を持って家を出る。
そして、アリバイ工作のために知人の劇場「エデン」を訪れ、ショーを観ているふりをして、密かに劇裏口から抜け出して、ブリニヨンの家に向かう。
しかし、そこで見たのはブリニヨンの死体だった。
この殺人事件を担当したのは、ベテランのアントワーヌ警部（ルイ・ジューヴェ）だった‥‥。

原題は『Quai des Orfèvres』で、邦題の『犯罪河岸』は「はんざいかし」と読む。
スタニスラス＝アンドレ・ステーマンの推理小説『犯罪河岸』（１９４２年）の映画化。
第８回ヴェネツィア国際映画祭で監督賞を受賞。
探偵役のルイ・ジューヴェが渋くてカッコよかった。
ヒロインの友人役のシモーヌ・ルナンも美しかった。
サスペンス映画としてまずまずの出来。
アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督にハズレはない。

Quai Des Orfèvres (aka Jenny Lamour) [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: Kl Studio Classics
• 発売日: 2020/02/25
• メディア: Blu-ray

ノイズ

２月１１日（土）
廣木隆一監督『ノイズ』（２０２２年）Netflixで鑑賞。

ノイズ　通常版　DVD

• 出版社/メーカー: バップ
• 発売日: 2022/06/22
• メディア: DVD

伊勢湾に浮かぶ猪狩島（ししかりじま）は過疎化が進んでいた。
が、泉圭太（藤原竜也）がイクジク栽培を始めたことで、島に活気が戻ってくる。
幼馴染の田辺純（松山ケンイチ）も猟師をしながら、圭太を手伝った。
また、幼馴染で、警官になった守屋真一郎（神木隆之介）も、駐在員として島に戻ってくる。
ある日、圭太と純は不審な男・小御坂睦雄（渡辺大知）を見かける。
そのすぐ後、圭太の幼い娘が行方不明になる。
圭太と純は、イチジク栽培のビニールハウスで、男を発見。
真一郎も駆け付け、揉みあいをしているうちに、圭太が男を突き倒し、男が倒れてブロックに頭を打ち付けて死んでしまう‥‥。

筒井哲也のマンガ『ノイズ【noise】』を映画化。
最初の過失致死で、主人公たちが自首しないのが不自然。
その後も主人公たちの行動がやたらと愚かで、まあ、現実はそうなのかもしれないが、見ていて感情移入はできなかった。
キャストは豪華で、他に、黒木華、伊藤歩、酒向芳、鶴田真由、大石吾朗、余貴美子、柄本明、永瀬正敏らが出演。

ノイズ【noise】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

• 作者: 筒井哲也
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2018/05/18
• メディア: Kindle版

無理ゲー社会

２月１０日（金）
橘玲『無理ゲー社会』（小学館新書）読了。

無理ゲー社会（小学館新書）

• 作者: 橘玲
• 出版社/メーカー: 小学館
• 発売日: 2021/07/29
• メディア: Kindle版

小説家・橘玲が、現代社会を「無理ゲー」の一つとして分析する。

『言ってはいけない／残酷すぎる真実』『上級国民／下級国民』『朝日ぎらい』など、歯に衣着せぬ直言で、ベストセラーを連発している橘玲氏が、２０２１年８月に出した本。
現代社会で生きることは、「無理ゲー」をやらされるようなもの。
まずそう断定し、その理由を述べていく。
〇世界はますますリベラルになっている。
〇人は自分らしく生きることを強いられている。
〇リベラル化がすべての問題を引き起こしている。
〇現代は知能格差社会。
〇日本人の３分の１は日本語が読めない。
〇アメリカ人の２分の１は英語が読めない。
〇人格は遺伝と成長後の人間関係で決まる。子育ての仕方はあまり関係ない。
などなど、目から鱗の事実が次から次へと出てきて、おもしろいおもしろい。
お薦めです。

今日は１３時から１５時まで、東京都立総合芸術高校の戯曲研究授業の代講の予定だったのてすが、雪で休講。
電車で高田馬場まで来たところで、妻からメールをもらい、Uターンして、家に帰りました。
で、１８時から２１時３０分まで、『魔術』の稽古３回目。
全部で３場の芝居なのですが、１場ごとに２回ずつ稽古して、最後に通しを２回。
タイムは１６分３０秒くらい。
さらにブラッシュアップして、１５分を目指します。
頑張るぞー！

ホワイト・ノイズ

２月１０日（金）
ノア・バームバック監督『ホワイト・ノイズ』（２０２２年）Netflixで鑑賞。

１９８４年、アメリカ、オハイオ州。
ジャック・グラドニー（アダム・ドライバー）は、カレッジ・オン・ザ・ヒルで、自らが創設した「ヒトラー学」の教授をしていた。
ジャックは、４番目の妻バベット（グレタ・ガーウィグ）と、４人の子供たちと暮らしている。
４人のうち、ハインリッヒとステフィはジャックと前々々妻・前妻の子、デニースはバベットと二番目の夫の子、そしてワイルダーはジャックとバベットの子。
デニースは、バベットが屋根裏にオカルトの本を隠し、キッチンのゴミ箱に謎の薬「ダイラー」の容器を捨てているのを発見する。
ある日、有害化学物質を運んでいた列車の大事故によって、「空媒毒物事象」が発生し、一家は車で避難。
給油に寄ったガソリンスタンドで、ジャックは車外に２分半出てしまう‥‥。

原題は『White Noise』。
ドン・デリーロの同名小説の映画化。
Netflixで２０２２年１２月から配信。
ノア・バームバック監督は、１９９５年に『彼女僕のいた場所』でデビューし、『イカとクジラ』（２００５年）、『ヤング・アダルト・ニューヨーク』（２０１４年）、『マリッジ・ストーリー』（２０１９年）など、風変わりなコメディを撮り続けている。
私生活では、２００５年にジェニファー・ジェイソン・リーと結婚し、男児をもうけているが、２０１３年に離婚。
２０１１年よりグレタ・ガーウィグと交際し、２０１９年に男児をもうけた。
この映画は今まで見た中で最も奇妙で、一応コメディ映画ということになっているが、もはや一カ所も笑えない。
ただし、アダム・サンドラーの怪演は大いに楽しかった。
他に、同僚役でドン・チードルが出演。

イカとクジラ コレクターズ・エディション [DVD]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
• 発売日: 2009/12/23
• メディア: DVD

ヤング・アダルト・ニューヨーク [DVD]【レンタル落ち】

• 出版社/メーカー:
• メディア: DVD

密告

２月９日（木）
アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督『密告』（１９４３年）Netflixで鑑賞。

密告 [DVD]

• 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
• 発売日: 2012/05/09
• メディア: DVD

フランス。
田舎町の公立病院に勤める医師レミ・ジェルマン（ピエール・フレネー）のもとに「カラス」と署名された匿名の文書が届く。
内容は、彼が堕胎手術を行なっていることや精神科の医長であるミシェル・ヴォルゼ（ピエール・ラルケ）の妻ローラ（ミシュリーヌ・フランセ）と不倫していることを告発する内容だった。
すべてはデタラメだったが、これをきっかけに「カラス」から様々な告発文が町の人々に届くようになる。
そして、入院患者のフランソワ（ロジェ・ブラン）が「カラス」からの手紙で自分が余命わずかと知ったために自殺する事件が起きる。
すると、婚約者だったヴォルゼを妹ローラに奪われたと思い込み、恨んでいた看護師マリー・コルバン（エレナ・マンソン）が真っ先に疑われて逮捕されるが、すぐに釈放される。
さらに、ジェルマンと肉体関係にあったドニーズ・サイヤンス（ジネット・ルクレール）が彼の子を妊娠したことをジェルマンに告げるために「カラス」のふりをする騒ぎを起こす‥‥。

原題は『Le Corbeau（意味はカラス）』。
ナチスドイツ占領下のフランスで製作・発表された本作は、フランスをおとしめる対独協力作品として厳しく批判され、戦後長らく上映禁止となった。
また、対独協力を疑われたクルーゾー監督はしばらく沈黙を余儀なくされるが、ジャン・コクトーらの支援を受けて、１９４７年に『犯罪河岸』で復帰した。
なかなかよくできたサスペンス映画で、さすがは傑作『恐怖の報酬』（１９５３年）を撮ったアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督だと感心した。
フライス・ヌーヴェル・ヴァーグの生みの親とも言われる名監督。
お薦めです。

犯罪河岸 [DVD]

• 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
• 発売日: 2011/02/22
• メディア: DVD

アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督『恐怖の報酬』Blu-ray

• 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
• 発売日: 2017/07/28
• メディア: Blu-ray

幸せの始まりは

２月９日（木）
ジェームズ・M・ブルックス監督『幸せの始まりは』（２０１０年）Netflixで鑑賞。

幸せの始まりは [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
• 発売日: 2011/10/05
• メディア: Blu-ray

プロソフトボール選手のリサ・ジョーゲソン（リース・ウィザースプーン）は３１歳になり、チームを解雇されてしまう。
彼女の恋人マティ・レイノルズ（オーウェン・ウィルソン）はメジャーリーグでピッチャーで、無類の女好き。
リサは気分転換に、友人に紹介されたジョージ・マディソン（ポール・ラッド）とデートをする。
ジョージは、父親のチャールズ（ジャック・ニコルソン）と貿易会社を共同経営しているが、突然、身に覚えのない投資詐欺の疑いで起訴されてしまう。
真犯人はなんと、チャールズだった‥‥。

原題は『How Do You Know』。
会話で楽しませるロマコメで、ストーリーは大したことがない。
なので、アメリカの評論家の評価は非常に低い。
が、僕はそこそこ楽しめた。
会話がとてもリアルに感じられたのだ。
役者たちの巧さも原因だと思う。
ナイーブなポール・ラッドと、能天気なオーウェン・ウィルソン、どちらも大好き。
リース・ウェザースプーンがなぜここまでモテるかは不明。
なお、チョイ役だが、日本人の松崎悠希という人が出演していた。
ロサンゼルスで活躍する俳優さんで、『パイレーツ・オブ・カリビアン／生命の泉』（２０１１年）などに出演しているらしい。
活躍に期待する。

パイレーツ・オブ・カリビアン／生命の泉 ブルーレイ（3枚組／デジタルコピー & e-move付き） [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
• 発売日: 2011/11/02
• メディア: Blu-ray

小説シライサン

２月８日（水）
乙一『小説シライサン』（角川文庫）読了。

小説 シライサン (角川文庫)

• 作者: 乙 一
• 出版社/メーカー: KADOKAWA
• 発売日: 2019/11/21
• メディア: 文庫

女子大生の山村瑞紀は、ある日、親友の加藤香奈と喫茶店で話をしていた。
と、突然、香奈が何者かに怯え、眼球を破裂させて死んだ。
また、大学生の鈴木春男は、弟の和人と電話している最中、和人に異変が発生。
和人のアパートに駆け付けると、眼球を破裂させて、死んでいた。
瑞紀と春男はそれぞれ調査を開始する。
香奈と和人はバイト仲間で、もう一人の仲間の富田詠子と事件の直前に、F県の湊玄温泉へ旅行に行き、湊寿館という宿に泊まった。
そこで、酒店の配達員の渡辺秀明から、奇妙な怪談噺を聞いていた。
それは、目の異常に大きな女から追いかけられて、「誰だ」と訊くと、女は名前を答える、というものだった。
名前は、シライサンだった‥‥。

２０２０年に公開された映画『シライサン』の原作小説。
この映画の主演は飯豊まりえで、脚本・監督は安達寛高こと乙一氏。
僕は映画は未見。
小説は見事なホラーで、とてもおもしろかった。
やはり、乙一氏はホラーの名手。
映画も見てみたいと思った。
お薦めです。

シライサン [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: 松竹
• 発売日: 2020/06/03
• メディア: Blu-ray

午前は、今年１０回目のジョギング。
３，５キロ走って、１，１キロ歩いて、２，２キロ走りました。
３，５キロのタイムは、２０分０２秒。
前回より１４秒遅くなって、今年最遅記録を更新してしまいました。
午後は、「15 Minutes Made in 本多劇場」に参加する『魔術』の稽古の２回目。
頭から立ち稽古していって、何とかラストまで到達。
で、通してみたら、１５分４６秒。
ミスが減れば、１５分以内に収まりそうです。
いつもとちょっと違う演出をしているので、お楽しみに！

ピースメーカー

２月８日（水）
ミミ・レダー監督『ピースメーカー』（１９９７年）Netflixで鑑賞。

ピースメーカー [DVD]

• 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
• 発売日: 2013/08/23
• メディア: DVD

ロシア。
解体される予定の核弾頭１０発が何者かによって盗み出され、そのうちの１発が爆発した。
核爆発を確認したアメリカは、ケリー博士（ニコール・キッドマン）ら専門家を招集。
統合参謀本部第２部ロシア担当情報参謀のデヴォー中佐（ジョージ・クルーニー）は、ウィーンで輸送に使われたトラックの足取りを掴む。
目的地は、コンピュータに記載された謎の記号「44E」だった。
監視衛星でトラックを捉えたデヴォーは、核弾頭８発の回収に成功する。
その頃、ボスニアでは、外交官のデューサン（マーセル・ユーレス）が国連に派遣されることが決定。残りの１発はデューサンの手に渡り、外交官の荷物として無審査でニューヨークに持ち込まれた。
犯行後に公表されるはずのビデオを観たケリーは、「44E」が国連ビルのあるマンハッタン東４４丁目であることに気付く‥‥。

原題は『The Peacemaker』。
スティーヴン・スピルバーグ監督らが設立した映画会社ドリームワークスの第１回作品。
ミミ・レダー監督のデビュー作でもあり、彼女は翌年の１９９８年に『ディープ・インパクト』を監督している。
アクションスリラーとして、なかなかの出来。
３６歳のジョージ・クルーニーがカッコよく、３０歳のニコール・キッドマンが美しい。
見て損はない。