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そして、バトンは渡された [映画]

2月12日(日)
前田哲監督『そして、バトンは渡された』(2021年)

そして、バトンは渡された [DVD]

そして、バトンは渡された [DVD]

  • 出版社/メーカー: Warner Entertainment Japan Inc for JP-DVD
  • 発売日: 2022/04/06
  • メディア: DVD


高校3年の森宮優子(永野芽郁)は、義父の壮介(田中圭)と二人暮し。
泣きたい場面でも無駄に笑顔を振りまく優子は、クラスで浮いていて、卒業式の合唱のピアノ奏者を無理やり押し付けられてしまう。
小学生「みぃたん」(稲垣来泉)は幼い頃に母を亡くし、父の水戸秀平(大森南朋)と二人暮らし。
そこへ、梨花(石原さとみ)という新しい母親がやってきた。
梨花は浪費家でお調子者だが、気立てが良く、「みぃたん」を深く愛した。
ある日、父の秀平が、突然ブラジルに移住すると言い出した。
母の梨花は移住を拒否して離婚し、「みぃたん」を引き取って、旧姓の田中に戻った。
「みぃたん」が友達の影響でピアノに興味を持つと、梨花は、大金持ちの泉ヶ原茂雄(市村正親)という老人と再婚した。
泉ヶ原の屋敷にはグランドピアノがあったのだ。
ところが、梨花は大金持ちの生活が窮屈だと家を飛び出し、新しい結婚相手を見つけた。
それが、森宮壮介だった‥‥。

2019年に本屋大賞を受賞した小説『そして、バトンは渡された』の映画化。
僕はもちろん既読。
小学生の「みぃたん」と高校生の「森宮優子」を同時並行で描くというアイディアは、単調になることを防ぐためだろうが、最初ちょっとわかりにくかった。
キャスティングが絶妙で、特に田中圭の「森宮壮介」はピッタリ。
石原さとみも、「梨花」という難しい役を、かなり巧みに表現していた。
しかし、原作を改変して、「梨花」をラストで死なせたのは、泣かせようという意図が見え見えで、僕は好きになれなかった。
それ以外に不満はなく、原作のすばらしさもあって、とても楽しめる映画だった。
他に、岡田健史、朝比奈彩、戸田菜穂、木野花らが出演。

そして、バトンは渡された

そして、バトンは渡された

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/10/19
  • メディア: 単行本



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