SSブログ

メアリーの総て [映画]

5月31日(日)
ハイファ・アル・マンスール監督『メアリーの総て』(2017年)WOWOWで鑑賞。

メアリーの総て [DVD]

メアリーの総て [DVD]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2020/03/03
  • メディア: DVD


19世紀初頭、イギリス。
メアリー(エル・ファニング)は思想家ウィリアム・ゴドウィンとフェミニズムの先駆者メアリ・ウルストンクラフトの娘。
母は亡くなり、今は父、継母、妹と暮らしている。
昼間は、父が営む書店を手伝っているが、流行の怪奇小説に夢中で、継母に怒られてばかり。
二人の対立を憂えた父は、メアリーをスコットランドの親戚の家に送る。
ある夜、パーティーで詩人のパーシー・シェリー(ダグラス・ブース)と出会う。
メアリーが実家に戻ると、すぐにシェリーが訪ねてきて、二人は恋に落ちる。
しかし、彼には妻子があった……。

メアリー.jpg

アイルランド・ルクセンブルク・アメリカの合作映画。
『少女は自転車にのって』で有名になった、サウジアラビア人初の女性映画監督、ハイファ・アル=マンスールの作品。
19世紀前半に活躍したイギリスの作家、メアリー・シェリーの伝記映画。
代表作の『フランケンシュタイン』を、メアリーはなんと18歳で書いた。
しかし、複数の出版社から刊行を拒絶され、小さな出版社から、作者名を伏せ、夫の序文を載せるという条件で、500冊だけ出した。
幸い大ヒットして、第二版からは作者名を載せることができた。
しかし、メアリーが『フランケンシュタイン』を書くのは、映画が始まってから1時間30分後。
あくまでもシェリーとの恋愛がメインで、彼が生活力がなく、自由恋愛主義者のため、メアリーは苦労の連続。
まさに「耐える女」の映画だった。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2