花豆の煮えるまで [本]
3月5日(火)
安房直子『花豆の煮えるまで』(偕成社ワンダーランド)読了。
小夜は山奥にある宝温泉の温泉宿の娘。
おばあさんの話によると、お母さんは山んばの娘で、小夜を産んですぐに山に帰ってしまった。
花豆を煮ながら、おばあさんは、お父さんとお母さんが出会った日のことを話してくれた。
昔、バスがない頃、お父さんは徒歩で山を越えて、北浦の町へ買い出しに行っていた。
ある日、山の中で、キツネが話しかけてきた‥‥。
児童文学者・安房直子氏のメルヘン小説。
赤い鳥文学賞・特別賞受賞作。
このところ、続けて安房直子氏の作品を読んでいるが、本作もキツネが話しかけてきたり、鬼の子が登場したりと、かなりファンタジックな要素があるにもかかわらず、子供向けという感じがしない。
表現に甘さがなく、常に詩情を感じさせる。
このジャンルは、立原えりかさんの作品くらいしか読んだことがなかったので、非常に新鮮。
もっと読もうと思う。
安房直子『花豆の煮えるまで』(偕成社ワンダーランド)読了。
花豆の煮えるまで: 小夜の物語 (偕成社ワンダーランド 10)
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1993/03/01
- メディア: 単行本
小夜は山奥にある宝温泉の温泉宿の娘。
おばあさんの話によると、お母さんは山んばの娘で、小夜を産んですぐに山に帰ってしまった。
花豆を煮ながら、おばあさんは、お父さんとお母さんが出会った日のことを話してくれた。
昔、バスがない頃、お父さんは徒歩で山を越えて、北浦の町へ買い出しに行っていた。
ある日、山の中で、キツネが話しかけてきた‥‥。
児童文学者・安房直子氏のメルヘン小説。
赤い鳥文学賞・特別賞受賞作。
このところ、続けて安房直子氏の作品を読んでいるが、本作もキツネが話しかけてきたり、鬼の子が登場したりと、かなりファンタジックな要素があるにもかかわらず、子供向けという感じがしない。
表現に甘さがなく、常に詩情を感じさせる。
このジャンルは、立原えりかさんの作品くらいしか読んだことがなかったので、非常に新鮮。
もっと読もうと思う。