SSブログ

終わりで始まりの4日間 [映画]

3月26日(火)
ザック・ブラフ監督『終わりで始まりの4日間』(2004年)AmazonPrimeで鑑賞。

終わりで始まりの4日間 [DVD]

終わりで始まりの4日間 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2011/09/07
  • メディア: DVD


アメリカ、ロサンゼルス。
俳優のアンドリュー(ザック・ブラフ)は、知的障害者の役で有名になったものの、その後はあまり仕事がない。
故郷の父に処方された大量の精神安定剤を常用しながら、ベトナム料理店のアルバイトをしている。
ある日、父からの電話で、母の死を知る。
アンドリューは9年ぶりに故郷のニュージャージー州(通称 Garden State)に帰る。
父に紹介された精神科のクリニックへ行き、そこの待合室でサム(ナタリー・ポートマン)と出会う‥‥。

原題は『Garden State』。
俳優ザック・ブラフの初めて脚本を書き、監督した作品。
第20回インディペンデント・スピリット賞新人作品賞受賞。
日本では劇場未公開で、2006年にDVDが発売された。
ナタリー・ポートマンは当時23歳。
明るい役で、笑顔が素敵だった。
映画自体は、脚本の出来があまりよくなくて、楽しめなかった。

今日は『湯を沸かすほどの熱い愛』の取材で、岡内美喜子、瀧野由美子さんと共に、原宿の「ナタリー」本社と、渋谷の「ぴあ」本社へ行ってきました。
それぞれの会議室で1時間ずつ、インタビューを受けました。
岡内はもちろん、若い瀧野さんも自分の考えをしっかり述べていて、さすがでした。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

ここが知りたい!日本の鉄道/新線と廃線 [本]

3月26日(火)
小林寛則『ここが知りたい!日本の鉄道/新線と廃線』(旺文社)読了。



竹下文子・文+鈴木まもる・絵『せんろはつづく』(金の星社)読了。

せんろはつづく

せんろはつづく

  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2003/10/01
  • メディア: 大型本


いわいとしお『うみの100かいだてのいえ』(偕成社)読了。

うみの100かいだてのいえ

うみの100かいだてのいえ

  • 作者: いわい としお
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2014/06/27
  • メディア: 単行本


『ここが知りたい!日本の鉄道/新線と廃線』は、地元の図書館の「ご自由にお持ちください」のコーナーで見つけた本。
子供向けの本だが、「埼玉新都市交通」設立の経緯などいろいろわかり、タメになった。
写真は、シリーズの別の本。
『せんろはつづく』は名作として有名な絵本。
しかし、機関車や鉄橋にもっとリアリティがほしかった。
『うみの100かいだてのいえ』はシリーズ3冊目。
ちゃんとストーリーものになっていて、しっかり楽しめた。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

チャンネルはそのまま!#1~2 [映画]

3月26日(火)
『チャンネルはそのまま!』#1~2(2019年)Netflixで鑑賞。

チャンネルはそのまま!Blu-ray

チャンネルはそのまま!Blu-ray

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: Blu-ray


札幌にあるローカルテレビ局「HHTV北海道★テレビ」。
新人記者・雪丸花子(芳根京子)は入社以来、失敗の連続。
同期のアナウンサーのデビュー戦では、花子がニュース原稿を書き上げたのは放送開始ギリギリで、しかも信じられないほどの誤字だらけ。
危うく悲惨な放送事故を起こすところだった。
同期の報道記者・ 山根一(飯島寛騎)も、毎度毎度の花子のおもり役にうんざり顔だ。
そんな雪丸は、このテレビ局の「バカ枠」で採用されたという。
一体「バカ枠」とは何なのか?

北海道テレビ放送(HTB)の開局50周年記念作品。
原作は、佐々木倫子による同名漫画。
『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で、2008年19号から2013年22・23号まで連載された。
北海道のローカルテレビ局を舞台として、新人記者のおバカぶりを描いたコメディ漫画。
主人公の雪丸花子が報道部に配属された6月から、翌年5月までの1年間を描く。
漫画制作には北海道テレビ放送が全面協力を行った。
で、2019年に北海道テレビ放送が全5回でドラマ化。
3月11日からNetflixで先行配信され、3月18日から22日まで北海道テレビ放送で5夜連続放送。
以後、テレビ朝日系列各局で順次放送されている。
日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞、同賞テレビ部門グランプリを受賞。
総監督は本広克行、同局の人気番組『水曜どうでしょう』ディレクターの藤村忠寿と嬉野雅道も監督とプロデューサーで制作に加わっている。
キャラメルボックスの大内厚雄と、元劇団員の実川貴美子も出演している。
大内はヒロインの上司、実川はベテラン・アナウンサーという役で、どちらも出番とセリフが多くて驚いた。
ドラマ自体も非常におもしろくて、脚本の質の高さと、演出のセンスの良さを感じた。
続きが楽しみ。
nice!(3) 
共通テーマ:演劇

キンキーブーツ [映画]

3月25日(月)
ジュリアン・ジャロルド監督『キンキーブーツ』(2005年)AmazonPrimeで鑑賞。

キンキーブーツ [Blu-ray]

キンキーブーツ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2021/06/23
  • メディア: Blu-ray


イギリス、ノーサンプトン。
チャーリー・プライス(ジョエル・エドガートン)は紳士靴メーカー「プライス社」の跡取りだったが、転勤を機に婚約者とロンドンに引っ越す。
が、その直後、父の訃報が届き、「プライス社」を継ぐことになる。
会社は在庫を大量に抱え、倒産寸前だった。
チャーリーは在庫処分のためにロンドンへ行くが、うまく捌けず、ヤケ酒を煽る。
帰り道、チンピラに絡まれている美女を助けようとして、逆に美女に叩きのめされてしまう。
目が覚めるとそこはドラァグ・クイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)、本名サイモンの楽屋だった。
ドラァグ・クイーンは女性用の靴をはいているが、ハイヒールは男性の重く大きな体を支えきれず、簡単に壊れてしまうことにチャーリーは気付く。
ノーサンプトンに戻ったチャーリーは人員整理を開始。
10人以上をクビにしたが、中の1人であるローレン(サラ=ジェーン・ポッツ)に「ニッチ市場を開拓しろ」と言われて、ハッとする。
そしてローレンを再雇用し、ローラのためのハイヒールのブーツである「女物の紳士靴」の開発に着手する‥‥。

原題は『Kinky Boots』。
イギリスとアメリカの合作映画。
実在の紳士靴メーカー 「W.J. Brookes Ltd」 がモデル。
110年の歴史を持つ老舗の靴製造会社で、ドラァグクイーン用のブーツやエロティックなファッションアクセサリーで経営を立ち直らせた。
1999年2月、BBC Twoのドキュメンタリー『Trouble at the Top 』でこのエピソードが紹介され、映画化に繋がった。
2013年4月、この映画がミュージカル化され、シカゴのバンク・オブ・アメリカ・シアターでのトライアウトを経て、ブロードウェイ・シアターで上演された。
シンディ・ローパーが作曲・作詞、ハーヴェイ・ファイアスタインが脚本、ジェリー・ミッチェルが演出・振り付けを担当。
チャーリー役はスターク・サンズ、ローラ役はビリー・ポーターが演じた。
2013年のトニー賞で13部門にノミネートされ、オリジナル楽曲賞(シンディ・ローパー)、ミュージカル主演男優賞(ビリー・ポーター)、ミュージカル作品賞を含む6部門を受賞。
僕は去年、松竹ブロードウェイシネマ・オンデマンドで、このミュージカル版『キンキーブーツ』(2018年)を見た。
ローラ役はマット・ヘンリー、チャーリー・プライス役はキリアン・ドネリー、ローレン役はナタリー・マックイーンで、途轍もなくおもしろかった。
そっちを先に見たせいか、オリジナルの映画は少々物足りなかった。
映画としての出来はけっして悪くないが。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

ある人形使い一家の肖像 [映画]

3月25日(月)
フィリップ・ガレル監督『ある人形使い一家の肖像』(2023年)WOWOWで鑑賞。

フランス。
ルイ(ルイ・ガレル)は各地を旅して公演をする、人形劇団のメンバー。
劇団は、祖父から家業を継いだ父親シモン(オーレリアン・ルコワン)、経営を手伝う祖母、ルイの妹のマーサ(エステール・ガレル)とレナ(レナ・ガレル)という、ルイの家族が営んでいた。
ルイの親友で画家志望のピーター(ダミアン・モンジャン)も劇団を手伝っていた。
が、彼はある女性との間に子供を作りながら、別の女性と恋に落ちていた。
やがてシモンが急死し、3人兄妹とピーターは今後の人生をどうするか悩み始める。
さらに、祖母も亡くなって、ルイは俳優への転向を決意する。
妹2人は何とか人形劇団を続けようとするが‥‥。

原題は『Le Grand Chariot』。
第73回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(監督賞)受賞作。
フィリップ・ガレル監督は1948年、フランス・ブローニュ=ビヤンクールで生まれ。
1991年、『ギターはもう聞こえない』でヴェネツィア国際映画祭・銀獅子賞を受賞。
2005年、『恋人たちの失われた革命』でヴェネツィア国際映画祭・銀獅子賞(監督賞)を受賞。
ルイ・ガレル、エスター・ガレル、レナ・ガレルの3人は、監督の実の子供。
監督はインタビューで「3人の子供たちと一緒に映画を作りたかった。子供たちは22歳、30歳、38歳なので、その年齢で彼らを集める理由を見つける必要があった」と述べた。
監督の父モーリス・ガレルはガストン・バティ一座の人形使いだったため、人形劇の劇団の一家の話にすることにした。
地味だが、温かい映画。

ギターはもう聞こえない [DVD]

ギターはもう聞こえない [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2020/03/28
  • メディア: DVD



恋人たちの失われた革命 [DVD]

恋人たちの失われた革命 [DVD]

  • 出版社/メーカー: IMAGICA TV
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD



nice!(3) 
共通テーマ:演劇

地図と拳 [本]

3月25日(月)
小川哲『地図と拳』(集英社)読了。

地図と拳 (集英社文芸単行本)

地図と拳 (集英社文芸単行本)

  • 作者: 小川哲
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2022/06/24
  • メディア: Kindle版


1899年夏、中国、満州、李家鎮(リージャジェン)。
陸軍の高木少尉は、ロシアの偵察を命じられ、通訳の細川と共に満州へ向かった。
1901年冬。
ロシア人宣教師のクラスニコフ神父は、義和団事件に巻き込まれ、信徒の林と李家鎮を出た。
李家鎮は小さな村だったが、やがて大きな町になり、仙桃城(シェンタオチョン)と名前を変え、様々な人々が通り過ぎていった。
1899年から1955年まで、56年にわたる村の歴史を全19章で描いた長編小説。

第168回直木賞、第13回山田風太郎賞を受賞した小説。
633ページで、読むのに5日もかかった。
いわゆる「鈍器本」だが、テーマは「満州」「地図」「建築」「戦争」で、かなりマジメな小説。
直木賞の選考会議ではほぼ満票で、非常に評価が高かった。
しかし、
〇登場人物が多すぎて、覚えきれない。
〇話の展開が速くて、景色、自然、登場人物の容貌、衣服など、細かい描写が全くない。
そのため、僕にはあまり楽しめなかった。
が、1986年生まれの小川哲氏がこれを書いたのは本当に凄いことで、巻末には8ページにわたって参考にした書籍がリストアップされていた。
本作は雑誌「小説すばる」に2018年10月号から2021年11月号まで(途中2度の休載を挟んで)連載された。
力作である。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

不適切にもほどがある#6~8 [映画]

3月25日(月)
金子文紀他監督『不適切にもほどがある』#6~8(2022年)Netflixで鑑賞。

不適切にもほどがある!

不適切にもほどがある!

  • 作者: 宮藤 官九郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2024/04/02
  • メディア: 単行本


令和の世界でEBSテレビのカウンセラーを務める市郎(阿部サダヲ)のもとに、渚(仲里依紗)が同期の羽村由貴(ファーストサマーウイカ)を連れてくる。
羽村は憧れの脚本家・エモケン(池田成志)との打ち合わせについて悩んでいた。
市郎は羽村と共に打ち合わせに行く。
一方、昭和の世界では、市郎が令和の時代からなかなか帰ってこないことを純子(河合優実)が心配していた。
市郎と純子の未来の運命を知った秋津(磯村勇斗)は、市郎はある場所に連れていく‥‥。

後半戦に入って、ドラマの比重が高まってきた。
つまり、市郎、純子、渚の3人の親子愛を描くシーンが増えたのだ。
本作はもともと、「令和の行き過ぎたコンプライアンス重視を、昭和から来た男が徹底的に批判する」というような、大真面目なドラマではない。
昭和と令和のギャップを笑い、昭和と令和の両方を茶化す、かなり軽いコメディなのだ。
が、それは本作の半分で、もう半分はタイムトラベルによって生じる親子の触れ合い。
渚が市郎の孫とわかり、市郎と純子が阪神淡路大震災で亡くなることがわかると、タイムトラベルによって生じた彼ら彼女らの再会は俄然、切ないものになる。
ま、タイムトラベルSFの常道ではあるが。
おそらく、残り2回。
10話が放送されたら、まとめて見ようと思う。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

ヘルドッグス [映画]

3月24日(日)
原田眞人監督『ヘルドッグス』(2022年)Netflixで鑑賞。

ヘルドッグス DVD通常版 [DVD]

ヘルドッグス DVD通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
  • 発売日: 2023/03/31
  • メディア: DVD


元警官・兼高昭吾(岡田准一)は警察の命令で関東最大のヤクザ「東鞘会」に潜入。
目的は、組織のトップ・十朱(MIYAVI)が持つ秘密ファイルを奪取すること。
兼高は、警察の分析で相性が98%と判定された東鞘会のサイコパス・室岡秀喜(坂口健太郎)とバディを組む。
2人は順調に出世し、十朱のボディーガードとなる‥‥。

深町秋生の小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』の映画化。
小説は、『小説 野性時代』で2015年7月号から2017年3月号まで「地獄の犬たち」のタイトルで連載され、2017年9月に単行本がKADOKAWAより発売された。
2020年7月に『ヘルドッグス 地獄の犬たち』に改題され、角川文庫より文庫版が発売。
他の出演者は、
吉佐恵美裏/松岡茉優
三神國也/金田哲
膳所杏南/木竜麻生
ルカ/中島亜梨沙
間宮比呂美/原菜乃華
ジョージ氏家/重松隆志
お歯黒/吉田壮辰
熊沢佐代子/赤間麻里子
ミス・チャオ/小柳アヤカ
大前田忠治/大場泰正
熊沢伸雄/吉原光夫
サロンの常連客/尾上右近
恭子/杏子
俵谷一房/田中美央
番犬/村上淳
阿内将/酒向芳
土岐勉/北村一輝
衣笠典子/大竹しのぶ
知らない俳優が多くて新鮮だった。
まるでハリウッドのギャング映画のようにオシャレでカッコいいが、何もかもが洗練されすぎていて、これが日本のヤクザだとはとても思えない。
スタイリッシュにしすぎて、現実感が失われたのだ。

今日は今年21回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,1キロ歩いて、2,3キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分23秒。
前回より11秒速くなりました。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

ちいさなトガリネズミ [本]

3月24日(日)
みやこしあきこ『ちいさなトガリほネズミ』(偕成社)読了。

ちいさなトガリネズミ

ちいさなトガリネズミ

  • 作者: みやこしあきこ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2022/11/16
  • メディア: ハードカバー


バーサンスレン・ボロルマー『モンゴルの黒い髪』(石風社)読了。

モンゴルの黒い髪

モンゴルの黒い髪

  • 出版社/メーカー: 石風社
  • 発売日: 2004/11/01
  • メディア: 大型本


あまんきみこ・作+酒井駒子・絵『きつねのかみさま』(ポプラ社)読了。

きつねのかみさま (絵本・いつでもいっしょ)

きつねのかみさま (絵本・いつでもいっしょ)

  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2021/09/30
  • メディア: Kindle版


『ちいさなトガリネズミ』は名作として有名な絵本。
みやこしあきこ氏は話も絵も上手であったかくて、とても素敵な絵本だった。
『モンゴルの黒い髪』の作者バーサンスレン・ボロルマーは、ウランバートル在住の絵本作家。
国際的に活躍していて、本作もすばらしい出来だった。
『きつねのかみさま』はシンプルな童話。
酒井駒子氏の絵はいつも暗く寂しいのに、本作は珍しく明るくて、主人公の姉弟も可愛かった。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

七つの会議 [映画]

3月24日(日)
福澤克雄監督『七つの会議』(2019年)Netflixで鑑賞。

七つの会議 通常版 [Blu-ray]

七つの会議 通常版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: Blu-ray


東京建電の営業会議前、営業第二課課長の原島万二は、鬼と呼ばれる営業部長北川誠が入室するのを恐れていた。
営業会議では坂戸宣彦が率いる一課が毎回称賛される一方、二課は北川に叱責されていたのだった。
そんな営業会議で毎回居眠りを繰り返す営業第一課係長の「はっかく」こと八角民夫は、坂戸の度重なる叱責に対してパワハラと訴える。
坂戸は人事部へ左遷され、一課課長は原島が担当することになる。
100年以上続くねじ製造業者「ねじ六」は三年前まで東京建電の取引先だったが、同社から取引を打ち切られて以降、赤字経営で苦しんでいた。
ねじ六の社長・三沢逸郎は、妹で専務の三沢奈々子と何とか切り盛りしていたが、そこへ原島が現れ、東京建電が扱う全てのねじを現発注先から「ねじ六」に転注したいとの打診を受ける。
おかげでねじ六の経営は息を吹き返す‥‥。

『七つの会議』は池井戸潤氏の同名小説の映画化。
小説は2011年5月から2012年5月まで『日本経済新聞電子版』に連載され、2012年11月に日本経済新聞出版社より刊行された。
2013年にNHK「土曜ドラマ」でテレビドラマ化。
2019年に福澤克雄監督で映画化された。
キャストは、
八角民夫(東京建電営業第一課 係長 )/野村萬斎
北川誠(営業部長)/香川照之
原島万二(営業部二課長)/及川光博
坂戸宣彦(営業部一課長)/片岡愛之助
新田雄介(経理課課長代理 )/藤森慎吾
浜本優衣(営業一課員)/朝倉あき
佐野健一郎(カスタマー室長 )/岡田浩暉
奈倉翔平(商品開発部)/小泉孝太郎
飯山高実(経理部長)/春風亭昇太
加茂田久司(経理課長)/勝村政信
村西京助(副社長)/世良公則
宮野和広(社長)/橋爪功
梨田元就(ゼノックス常務取締役)/鹿賀丈史
徳山郁夫(社長)/北大路欣也
三沢逸郎(ねじ六社長)/音尾琢真
八角淑子(八角の元妻)/吉田羊
坂戸崇彦(坂戸の兄)/橋本さとし
三沢奈々子(逸郎の妹)/土屋太鳳
星野(老夫婦の息子)/溝端淳平
江木恒彦(トーメイテック社長) /立川談春
加瀬孝毅(弁護士)/役所広司
主役は野村萬斎だが、狂言回しは及川光博と朝倉あき。
この2人がおもしろくて、とても良かった。
全員かなり濃い目の演技で、僕は見てないが、これが『半沢直樹』の世界なのかと思った。
つまり、企業サスペンス。
ストーリーは楽しめたが、人間ドラマとしてはちょっと物足りなかった。

七つの会議 (日本経済新聞出版)

七つの会議 (日本経済新聞出版)

  • 作者: 池井戸潤
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: Kindle版



nice!(1) 
共通テーマ:演劇