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キンキーブーツ [映画]

3月25日(月)
ジュリアン・ジャロルド監督『キンキーブーツ』(2005年)AmazonPrimeで鑑賞。

キンキーブーツ [Blu-ray]

キンキーブーツ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2021/06/23
  • メディア: Blu-ray


イギリス、ノーサンプトン。
チャーリー・プライス(ジョエル・エドガートン)は紳士靴メーカー「プライス社」の跡取りだったが、転勤を機に婚約者とロンドンに引っ越す。
が、その直後、父の訃報が届き、「プライス社」を継ぐことになる。
会社は在庫を大量に抱え、倒産寸前だった。
チャーリーは在庫処分のためにロンドンへ行くが、うまく捌けず、ヤケ酒を煽る。
帰り道、チンピラに絡まれている美女を助けようとして、逆に美女に叩きのめされてしまう。
目が覚めるとそこはドラァグ・クイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)、本名サイモンの楽屋だった。
ドラァグ・クイーンは女性用の靴をはいているが、ハイヒールは男性の重く大きな体を支えきれず、簡単に壊れてしまうことにチャーリーは気付く。
ノーサンプトンに戻ったチャーリーは人員整理を開始。
10人以上をクビにしたが、中の1人であるローレン(サラ=ジェーン・ポッツ)に「ニッチ市場を開拓しろ」と言われて、ハッとする。
そしてローレンを再雇用し、ローラのためのハイヒールのブーツである「女物の紳士靴」の開発に着手する‥‥。

原題は『Kinky Boots』。
イギリスとアメリカの合作映画。
実在の紳士靴メーカー 「W.J. Brookes Ltd」 がモデル。
110年の歴史を持つ老舗の靴製造会社で、ドラァグクイーン用のブーツやエロティックなファッションアクセサリーで経営を立ち直らせた。
1999年2月、BBC Twoのドキュメンタリー『Trouble at the Top 』でこのエピソードが紹介され、映画化に繋がった。
2013年4月、この映画がミュージカル化され、シカゴのバンク・オブ・アメリカ・シアターでのトライアウトを経て、ブロードウェイ・シアターで上演された。
シンディ・ローパーが作曲・作詞、ハーヴェイ・ファイアスタインが脚本、ジェリー・ミッチェルが演出・振り付けを担当。
チャーリー役はスターク・サンズ、ローラ役はビリー・ポーターが演じた。
2013年のトニー賞で13部門にノミネートされ、オリジナル楽曲賞(シンディ・ローパー)、ミュージカル主演男優賞(ビリー・ポーター)、ミュージカル作品賞を含む6部門を受賞。
僕は去年、松竹ブロードウェイシネマ・オンデマンドで、このミュージカル版『キンキーブーツ』(2018年)を見た。
ローラ役はマット・ヘンリー、チャーリー・プライス役はキリアン・ドネリー、ローレン役はナタリー・マックイーンで、途轍もなくおもしろかった。
そっちを先に見たせいか、オリジナルの映画は少々物足りなかった。
映画としての出来はけっして悪くないが。

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