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アクアリウム [本]

10月30日(火)
篠田節子『アクアリウム』(集英社文庫)読了。

アクアリウム (集英社文庫)

アクアリウム (集英社文庫)

  • 作者: 篠田 節子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/04/20
  • メディア: 文庫


長谷川正人は都内の市役所の職員で、趣味はスキューバダイビング。
友人の有賀純一が奥多摩の鍾乳洞の地底湖で消息を絶った。
警察は捜索を打ち切ったが、有賀の恋人の澪に頼まれ、正人は一人で地底湖に潜る。
そこで、全長3メートルの不思議な生物と出会った……。

篠田節子氏の本を読むのはこれが13冊目。
未知の生物の登場により、この小説はSFもしくはファンタジーということになると思うが、描写がきわめて現実的なため、甘さは全くない。
むしろ、ハードボイルドと呼びたくなるほど、乾いている。
後半、主人公の暴走により、ドラマは壮絶な様相を帯びる。
この壮絶さこそが、篠田氏の真骨頂なのだと思う。
それなりの覚悟で読むべし!

キャラメルボックス2018クリスマスツアー『リトル・ドラマー・ボーイ』の稽古2日目。
1・2・3場の立ち稽古をしました。
舞台美術がまだ決まっていないので、テーブルや椅子を仮の位置に置いて、稽古しました。
劇団員だけの稽古なので、スイスイ進んでいきます。
今週中にラストまで当たれちゃうかも?
頑張ります!

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