殺人カメラ：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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殺人カメラ　[映画] [編集]

４月２３日（火）
ロベルト・ロッセリーニ監督『殺人カメラ』（1952年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: アイ・ヴィー・シー
発売日: 2004/05/25
メディア: DVD

イタリア南部の漁村。
写真屋のチェレスティーノ（ジェンナロ・ピサノ）はある日、店を訪ねてきた聖アンドレアと名乗る老人から、カメラで撮影するだけで悪人を殺すことのできる能力を授かる。
この力を使い、彼はまず村を牛耳る警察署長、次に高利貸しの老婆マリアを死地に追い込む。
が、マリアは遺産の相続人を、村で最も貧しい３人に指定していた。
一方、村ではアメリカ人によるホテル建設計画が進行中で、欲に溺れた村人たちに、チェレスティーノは怒りを募らせる。
そして、カメラで悪人を次々と消していくが、事態は一向に改善しない‥‥。

原題は『La Macchina Ammazzacattivi』。
お伽噺のようなコメディで、冒頭、手が模型を並べることで町が出来上がり、映画が始まる。
中身も、人を殺すカメラという他愛ないもので、今見ると少々辛い。
ロベルト・ロッセリーニ監督はイタリアン・ネオリアリズモの巨匠だが、コメディは不得意だったようだ。