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さらば東大 [本]

4月23日(火)
吉見俊哉『さらば東大』(集英社新書)読了。

さらば東大 越境する知識人の半世紀 (集英社新書)

さらば東大 越境する知識人の半世紀 (集英社新書)

  • 作者: 吉見 俊哉
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2023/12/15
  • メディア: 新書


元・東京大学副学長、現・東京大学名誉教授、国学院大学観光まくづくり学部教授の吉見俊哉が、2023年3月、東大退官を機に行なった特別ゼミの記録。
吉見が開発した「アタック・ミー!」形式で、かつての教え子たちから著作についての批判を受け、それに応答していく。

吉見俊哉(よしみしゅんや)氏は1957年、東京都生まれ。
1976年に東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)を卒業し、東京大学教養学部に入学。
教養学科相関社会科学分科を卒業後、同大学大学院社会学研究科で学ぶ。
東京大学新聞研究所助手、同助教授、東京大学社会情報研究所教授、東京大学大学院情報学環教授、同学環長、東京大学新聞社理事長を歴任。
学部時代は「劇団綺畸」に所属し、如月小春らと演劇(演出)をしていた。
1993年、エル・コレヒオ・デ・メヒコ(メキシコ)客員教授。
1998年、フランス社会科学高等研究院客員研究員。
1999年、オーストラリア・ウェスタンシドニー大学客員研究員。
著書は、
『都市のドラマトゥルギー―東京・盛り場の社会史』
『博覧会の政治学―まなざしの近代』
『「声」の資本主義―電話・ラジオ・蓄音機の社会史』
『カルチュラル・スタディーズ』
『メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話』
『万博と戦後日本』
『親米と反米―戦後日本の政治的無意識』
『大学とは何か』
『五輪と戦後 上演としての東京オリンピック』
『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』
などなど。
専門は都市論だが、根本に演劇的視点があり、都市を「様々な出来事が上演される場所」として分析していく。
全く知らない人だったが、とてもタメになった。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『湯を沸かすほどの熱い愛』の稽古8日目。
ダンス返し、3・4・5場を3回ずつやった後、3~5場を通しました。
今日で選曲が確定。
全部で21曲となりました。
また、脚本の改訂もほぼ完了。
セリフが足りない部分をいろいろ書き足しましたが、それでも1時間50分を超えることはないと思います。
明日も頑張ります!
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