幻の馬車：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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幻の馬車　[映画] [編集]

４月２４日（水）
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督『幻の馬車』（1939年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: ブロードウェイ
発売日: 2016/11/02
メディア: DVD

フランスのブルターニュ地方。
この地方には、毎年除夜の鐘が鳴る時に死んだ者は、その後一年間「幻の馬車」の馭者となり、死人の所へ訪れて魂を冥府へ連れていくという伝説があった。
クリスマスの日、救世軍の配給所で、一人の老婆が「馬車の軋る音が聞こえる」と叫び出す。
「学者」と呼ばれるジョルジュ（ルイ・ジューヴェ）、硝子吹き職人上りのダヴィッド（ピエール・フレネー）、ギュスターヴ（アンリ・ナッシュ）は、一笑に附して相手にしなかった。
その晩、救世軍は、女士官エディット（マリー・ベル）の指揮で建てた宿泊所の落成式を挙げた。
ジョルジュら三人が酒場を出ると、子供たちがサンタクロースの後からついて行くのに出くわした。
神様を嫌いなダヴィッドは、子供を追い払おうとして、逆に雪つぶてを投げられる。
三人は酒場へ逃げ込むが、ジョルジュはそこにいた酔漢と揉めて、背中をナイフで刺される。
しかし、逮捕されたのは、兄を迎えに来た、ダヴィッドの弟ピエール（ジャン・メルカントン）だった‥‥。

原題は『La Charrette Fantome』。
原作はヴィクトル・シェーストレムの小説で、1920年に『霊魂の不滅』のタイトルで映画化されて、本作が２回目。
ルイ・ジューヴェが目的で見たが、マリー・ベルの美しさに圧倒された。
『外人部隊』（1935）、『舞踏会の手帖』（1938年）で見ているはずだが、忘れていた。
しかし、映画自体は退屈なファンタジーで、感心しなかった。