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役者は下手なほうがいい [本]

12月1日(日)
竹中直人『役者は下手なほうがいい』(NHK出版新書)読了。

役者は下手なほうがいい (NHK出版新書)

役者は下手なほうがいい (NHK出版新書)

  • 作者: 竹中 直人
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2016/12/08
  • メディア: 新書


俳優・映画監督の竹中直人の半生記。

竹中直人氏は1956年、神奈川県横浜市金沢区富岡町生まれ。
両親ともに区役所勤めで、一人っ子。
幼い頃から父に連れられて映画館へ行き、若大将シリーズの加山雄三氏の大ファンになる。
多摩美術大学グラフィックデザイン科に入学し、TBSの番組「銀座NOW」の「素人コメディアン道場」で5週連続チャンピオンとなる。
大学を卒業後、劇団青年座に入団。
『ある馬の物語』などに出演。
27歳の時、テレビ朝日の「ザ・テレビ演芸」で3週連続チャンピオンとなり、コメディアンとしてデビュー。
以降、俳優・映画監督として活躍。
幼い頃からコンプレックスが強く、極端にシャイで、キャラを演じないと、他人と話ができなかったらしい。
そのため、テレビで売れても、テレビ業界になじめず、大学時代の友人・宮沢章夫氏と「ガジベリビンバシステム」を設立し、コント演劇を始めた。
竹中氏の演技論・俳優論は独特で、役作りを否定し、演じるという行為そのものまで否定する。
気持ちはわかるが、それはうまい人、センスのいい人の話でしょ?と言いたい。
演技とはあくまでも「演じる技術」であり、訓練しなければ、向上はしない。
とは言え、竹中氏の体験談は一つ一つがおもしろく、とても楽しめた。
お薦めです。

演劇集団キャラメルボックスの活動休止から、今日で丸半年が過ぎました。
「休止」を「解散」「倒産」と誤解している人が多いのは非常に残念です。
まあ、「休止」したまま復活しないグループが多いので、「休止」=「解散」と解釈してしまうのは止むを得ないのかもしれません。
が、キャラメルボックスは必ず復活します。
今はその準備期間だと考えています。
HPの再開が遅れていますが、もう、まもなくだと聞いています。
ですので、あと少しだけお待ちください。
劇団員はそれぞれの場所で芝居を続けていますので、ぜひ見に行ってみてください。
私自身も来年は4本の公演で、脚本・演出を担当する予定です。
私がかかわる公演では、できるだけキャラメルボックスのメンバーに参加してもらうことにしています。
メンバーは、私が求める演技がすぐにわかるので、とても頼もしい存在です。
また、来年1月には、全く新しい活動を開始する予定でもあります。
年明け早々にお知らせしますので、どうかお楽しみに。

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