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聖なるもの/野田弘志画集 [本]

2月18日(火)
野田弘志『聖なるもの/野田弘志画集』(求龍堂)読了。

聖なるもの―野田弘志画集

聖なるもの―野田弘志画集

  • 作者: 野田 弘志
  • 出版社/メーカー: 求龍堂
  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: 大型本


日本の写実絵画の第一人者・野田弘志の画集。

野田弘志氏は、1936年、韓国全羅南道光山郡生まれ。
1945年、一家で広島県福山市に引き揚げ。
1956年、上京して、阿佐ヶ谷美術学園洋画研究所に入所し、森清治に師事。
1961年、東京芸術大学美術学部油絵科を卒業。
      東急エージェンシーにイラストレイターとして入社。
1962年、退社して、デザイン会社を設立。
1970年、画家に転向。
1983年、加賀乙彦の新聞連載小説『湿原』の挿絵を担当し、その驚異的な素描の細密さが評判となる。
1995年、広島市立大学芸術学部教授に就任。
2005年、退職し、名誉教授となる。
この本の冒頭の風景画数枚は圧倒的。
それ以降は静物画が多かったが、風景画にこそ力があると思った。
野田氏の作品は写真と見分けがつかない。
それほど細密であることも凄いが、題材の選択のセンスがとても良い。
垢抜けていてカッコイイと思った。

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