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小さな恋のメロディ [映画]

1月27日(水)
ワリス・フセイン監督『小さな恋のメロディ』(1971年)CSで鑑賞。

小さな恋のメロディ [Blu-ray]

小さな恋のメロディ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2015/12/22
  • メディア: Blu-ray


ロンドンの公立小学校。
ダニエル・ラティマー(マーク・レスター)は11歳で、おとなしい性格。
同級生のトム・オーンショー(ジャック・ワイルド)はガキ大将で、悪さを繰り返す。
オーンショーは、自分たちについてくるダニエルを仲間に入れてやり、いつしか二人だけで行動するようになる。
体育の授業で女子がバレエをやっているのを、ダニエルとオーンショーは覗き見。
ダニエルは、メロディ・パーキンス(トレイシー・ハイド)が踊る姿を見て、好きになる。
友達と下校するメロディを一人で追いかけていく……。

原題は『Melody』。
あまりにも有名な映画だが、僕は初見。
11歳の少年少女のラブストーリーで、非常に瑞々しい映画。
公開当時、イギリス、アメリカでは全く当たらなかったが、日本と南米で大ヒット。
特に日本におけるトレーシー・ハイドの人気は凄まじく、その後10年はアイドル的な人気があった。
僕は高校時代、映画雑誌の「ロードショー」と「スクリーン」を講読していたが、頭のグラビアページには毎月、トレーシー・ハイドの写真があった。
が、本人はその後すぐに引退して、一般人になってしまった。
それなのに、日本のテレビ局の「あの人は今」的な番組が何度も取材に行ったようだ。
マーク・レスターはしばらく俳優を続けたが、やはり引退し、鍼灸師になった。
日本のテレビ局は、大人になった二人を「ご対面」させたりしたらしい。
公開当時、ティーンエイジだった人たちにとって、この映画は特別なのだろう。
僕の世代で言えば、『時をかける少女』かな?
トレーシー・ハイドは可愛いが、まじめそうで、変に派手さがないのが、人気の秘密だと思う。
日本で言えば、原田知世さんだ。
映画自体は傑作とは言えないが、予想以上にしっかりした作品で、好感を持った。
お薦めです。

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