SSブログ

湯を沸かすほどの熱い愛 [本]

6月22日(火)
中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』(文春文庫)読了。

湯を沸かすほどの熱い愛 (文春文庫 な 74-1)

湯を沸かすほどの熱い愛 (文春文庫 な 74-1)

  • 作者: 中野 量太
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: 文庫


幸野双葉は42歳、16歳の娘の安澄と二人暮らし。
夫の一浩は1年前に家出して、行方不明。
おかげで、家業の銭湯は休業中。
ある日、双葉は病院で、膵臓癌の第四ステージで、あと2、3カ月しか生きられないと診断される。
双葉は夫を探し出し、銭湯を再開させようと決意する。
一方、娘の安澄は高校でひどいイジメを受けていた……。

中野量太監督の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)を、監督自らがノベライズ。
ほぼ映画通りだが、ところどころ、映画になかったシーンやセリフがあって、楽しめた。
しかし、当たり前の話だが、感動は映画は方が数段上。
宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョーなどの演技がすばらしかったことに改めて気付かされた。
そして、中野監督の演出のすばらしさにも。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2