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緑の光線 [映画]

1月24日(火)
エリック・ロメール監督『緑の光線』(1986年)AmazonPrimeで鑑賞。

緑の光線 [DVD]

緑の光線 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2022/08/19
  • メディア: DVD


オフィスで秘書をしているデルフィーヌ(マリー・リヴィエール)は20歳前半で、彼氏がいない。
7月に入ってすぐ、ギリシア行きのヴァカンスを約束していた女友達から、急にキャンセルの連絡が来た。
デルフィーヌは途方に暮れたが、すぐに別の女友達がシェルブールに誘ってくれた。
が、別荘に集まった人々に馴染めず、一人で海を見てばかり。
8月、今度は山に出かけたが、そこでも出会いはなかった。
さらにまた海に出かけ、そこで偶然、老人たちのおしゃべりを聞く。
それはジュール・ヴェルヌの『緑の光線 』の話で、太陽が沈む瞬間に放つ緑の光線は幸運の印だという‥‥。

原題は『Le Rayon vert』。
「喜劇と格言劇」シリーズ第5作で、引用された詩は「Ah,que le temps vienne...Où les cœurs s'éprennent 」 (アルチュール・ランボー)。
1986年度ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。
僕がこの映画を見るのは二度目。
大昔に見たので、ラストの、緑の光線を見るシーンしか覚えてなかった。
このシリーズはロマコメに分類されると思うが、5作目の『緑の光線』にはコミカルな要素がほとんどない。
ヒロインは孤独で、何度も泣く。
あまりおもしろい話ではないが、ラストの緑の光線に救われる。

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