モン・パリ：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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モン・パリ　[映画] [編集]

３月１８日（月）
ジャック・ドゥミ監督『モン・パリ』(1973年）AmazonPrimeで鑑賞。

出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
発売日: 2009/07/17
メディア: DVD

パリの下町モンパルナス。
マルコ・マゼッティ（マルチェロ・マストロヤンニ）は自動車学校の経営者で、美容院を経営する恋人のイレーヌ（カトリーヌ・ドヌーヴ）、息子のルカ（Ｂ・ルグラン）と３人暮らし。
ある日、マルコは身体の具合が悪くなり、イレーヌにせがまれて病院へ行く。
女医のドラビーニュ（Ｍ・プレール）の診察の結果はなんと妊娠！
早速、産婦人科のショーモン（Ｒ・ジェローム）の元に行くと、妊娠４カ月！
ショーモンが学会で発表したため、「男性が妊娠」と大騒ぎになる‥‥。

原題は『L'evenement Le Plus Important Depuis Que L'homme A Marche Sur La Lune』で、意味は「人類が月面を歩いて以来の最も重大な出来事」。
フランス・イタリア合作映画で、イタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニがパリを舞台にしたコメディに主演。
相手役はフランスを代表する美人女優カトリーヌ・ドヌーブ。
中身は他愛ないコメディで、オチも予想通り。
しかし、あまりにもほのぼのとしていて、腹は立たなかった。
マルチェロ・マストロヤンニも、間抜けな男の役をまじめに演じていた。
腹の膨らみは本物に見えたが、だとすると、わざわざ太ったのか？
公開当時、マルチェロ・マストロヤンニは49歳。
カトリーヌ・ドヌーブは30歳。
２人は私生活でも恋人同士だった（結婚はしなかったが娘が１人生まれた）。
２人が共演するのは、『哀しみの終るとき』『ひきしお』に続いて３回目。
なお、邦題の『モン・パリ』はシャンソン歌手のミレイユ・マチューが劇中で歌う曲のタイトル。
原題は長すぎるので、この邦題は正解。