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タイガー&ドラゴン#1~2 [映画]

4月3日(水)
宮藤官九郎/脚本+金子文紀他・監督『タイガー&ドラゴン』(2005年)Netflixで鑑賞。

タイガー & ドラゴン DVD-BOX

タイガー & ドラゴン DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/09/07
  • メディア: DVD


山崎虎児(長瀬智也)は新宿流星会の組員で、借金の取り立てが仕事。
組長(笑福亭鶴瓶)の友人で400万円の借金がある落語家・林屋亭どん兵衛(西田敏行)の取り立てに行き、彼の落語を目撃。
激しく感動して、弟子入りを志願する。
が、断られたため、噺を一つ教えてもらうごとに10万円の授業料をどん兵衛に支払い、それをそのまま返済金として虎児に支払う、という契約を結ぶ。
「林屋亭小虎」として、ヤクザと落語家という二足のわらじを履くこととなった虎児は、裏原宿のダサくて売れない洋服店「ドラゴンソーダ」の店主である谷中竜二(岡田准一)と出会う。
竜二はどん兵衛の次男で、かつては「林家亭小竜」として高座に出て、「落語の天才」と言われた男だった‥‥。

2005年1月にTBS系で2時間の単発スペシャルドラマとして放送された。
その後、続編という形で連続ドラマ化され、2005年4月から6月まで毎週金曜日22:00~22:54に放送された。
TBSプロデューサー・磯山晶と脚本・宮藤官九郎のコンビは、『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)、『木更津キャッツアイ』(2002年)、『マンハッタンラブストーリー』(2003年)に次いで4作目。
2005年1月のスペシャルドラマで第42回ギャラクシー賞のテレビ部門・選奨を獲得。
同年4月からの連続ドラマで第43回ギャラクシー賞のテレビ部門・大賞を受賞。
今日は1月のスペシャルと、4月からの第一回を見た。
『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』よりははるかに現実的だが、それでも普通のドラマと比べれば明らかに変。
ヤクザがヤクザのまま寄席に出るのがファンタジーだし、それ以前にあんなぬるい暴力団あるわけない。
つまり、これもクドカン・コメディとして、遊びを楽しめばいいのだ。
が、毎回、小虎が落語を一つ習い、それによく似た事件を経験して、その事件を落語に仕立てて高座で語る、というスタイルはなかなかおもしろい。
主人公はヤクザとチンピラだが、少年チャンピオン的ギャグ漫画にはならず、知的な香りさえする。
続きが楽しみ。

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