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手紙は憶えている [映画]

8月31日(木)
アトム・エゴヤン監督『手紙は憶えている』(2015年)GEOのレンタルDVDで鑑賞。

手紙は憶えている [DVD]

手紙は憶えている [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


アメリカ。
ゼブ(クリストファー・プラマー)は90歳、認知症を患い、妻のルースとともに老人ホームで暮らしている。
ルースが亡くなって1週間後、車椅子の友人マックス(マーティン・ランドー)から手紙を渡される。
ゼブとマックスはアウシュヴィッツ収容所の生存者で、家族をナチスの兵士に殺された。
その兵士は身分を偽り、「ルディ・コランダー」という名で今も生きている。
ゼブはルディを殺すため、老人ホームを抜け出す……。

ゼブは認知症のため、目覚めるたびに死んだ妻の名を呼ぶ。
自分がなぜ老人ホームを抜け出したのか、憶えていない。
マックスの手紙を読んで、やっと思い出す。
90歳なので、動作はきわめて緩慢。
そんな老人が復讐のために、アメリカとカナダを旅する。
スローモーなのにスリリングという実に変わった映画で、非常におもしろかった。
クライマックスのどんでん返しもお見事。
お薦めです。

僕が所属している日本劇作家協会の機関紙「ト書き」にちょっとした文章を書きました。
「あれやこれやをセリフにしてみよう!」という連載のコーナーがあり、毎回会員が書いた会話がいくつか掲載されるのですが、僕も一つ書いたのです。
今回のテーマは「決められない」。
会員じゃない人はなかなか読むチャンスがないと思いますが、もし「ト書き」を目にしたら、ページをめくってみてください。

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