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天翔る少女 [本]

1月9日(火)
ロバート・A・ハインライン『天翔る少女』(創元SF文庫)読了。

天翔る少女【新訳版】 (創元SF文庫)

天翔る少女【新訳版】 (創元SF文庫)

  • 作者: R・A・ハインライン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2011/04/28
  • メディア: 文庫


火星。
ポドケイン・フリーズは8歳(地球年齢で15歳)の少女で、呼び名はポディ。
大学教授の父、建築家の母、6歳の弟クラークと4人暮らし。
将来の夢は宇宙船の船長。
ある日、ポディ、クラーク、大叔父の上院議員トムの3人で、地球に行くことになる。
豪華客船トライコーンで火星を飛び立つが、天才児のクラークは何かを企んでいる様子で……。

ハインラインのジュブナイル・シリーズの1冊で、アメリカでの出版は1958年。
巻末の解説で坂木司氏も「タイトル、違うじゃん!」と書いているが、この本のヒロインのポディはほとんど宇宙を翔ていない。
火星を出発して、途中で寄った金星で、話は終わってしまう。
ちなみに、原題は『PODKAYNE OF MARS』で、訳すなら『火星のポドケイン』。
状況設定だけして、ストーリーは展開しなかったという感じ。
希代のストーリー・テラーであるハインラインも、こんな小説を書いていたのだ。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古6日目。
半立ち稽古がついにラストシーンの12場まで到達しました。
これでようやく、この芝居の全貌が掴めた。
全12場中、半分の6場が野球の試合。
役者たちはただひたすら球を投げたり、打ったり、走ったりで、舞台を駆け回ります。
今日やった11・12場は二つ目の試合のクライマックスで、相当盛り上がりそう。
その後、台本2周目に突入し、1場の復習をしました。
その際、演出助手の有坂美紀が選曲した、仮の曲をかけました。
曲がかかると、ますます雰囲気が出て、いい感じ。
音出しは有坂で、曲とSEの両方をいっぺんに出さなければいけないので、本当に大変。
本番は、曲とSEをぞれ別のオペレーターが出すのです。
しかし、この芝居は曲とSEがとっても重要。
登場人物の一人と言っても過言ではないと思います。
お客さんには、この音の演出も楽しんでもらいたいと思います。
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