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コンタクト・ゾーン(上) [本]

5月17日(金)
篠田節子『コンタクト・ゾーン(上)』(文春文庫)読了。

コンタクト・ゾーン 上 (文春文庫)

コンタクト・ゾーン 上 (文春文庫)

  • 作者: 篠田 節子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/11/10
  • メディア: 文庫


東南アジアの国テオマバルのバヤン島。
30代後半の日本人女性3人組が旅行にやってくる。
外務省のノンギャリアの真央子、医師免許を持ちながら自分探しに明け暮れる祝子、美人なのに肥満気味のOLありさ。
テオマバルは内乱が勃発し、国内が混乱状態にあったが、3人は全く気にせず、ブランド物を買い漁る。
ところが、3人が泊まるリゾートホテルが革命勢力に襲われて、従業員も宿泊客も皆殺しになった。
そして、3人のコテージにも、兵士がやってきた……。

篠田節子氏の本は20冊目。
『ゴサインタン』や『弥勒』と同じく、テーマは「異文化の中でのサバイバル」。
3人はバヤン島の農村に逃げ込み、客人として暮らし始める。
伊達に歳を食っていない3人は、それぞれの得意技でサバイバルしていく。
これが滅法おもしろく、やっぱり篠田氏はサバイバルものを書かせたら日本一だと思う。
ちなみに、世界一はスティーヴン・キング。
それにしても、架空の国なのに、圧倒的なリアリティには驚くばかり。
ああ、下巻が楽しみだあ!

キャラメルボックス2019『ナツヤスミ語辞典』の仕込み2日目。
1620から場当たり開始。
2030に、12場まで進んだところで、本日は終了。
予定よりかなり早く進んだので、明日の場当たりの続きは11時開始。
明日はあまり慌てずに初日が迎えられそうです。
稲田美智子さんの美術と、勝本英志さんの照明が本当に美しい。
そして、役者たちは元気いっぱい。
『ナツヤスミ語辞典』2019、きっと楽しんでいただけると思います。
5月23日(木)14時の追加ステージはまだチケットが残っています。
カモンカモンカモン!

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