SSブログ

インド人の「力」 [本]

10月17日(木)
山下博司『インド人の「力」』(講談社現代新書)読了。

インド人の「力」 (講談社現代新書)

インド人の「力」 (講談社現代新書)

  • 作者: 山下 博司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/02/17
  • メディア: 新書


東北大学大学院国際文化研究科教授の山下博司が、現代のインドとインド人の状況を解説する。

〇インド工科大学(IIT)という超難関エリート校があり、卒業生は世界中で活躍している。入試の倍率は50倍。
〇それに続くのが、インド経営大学院大学(IIM)で、IITを卒業してからIIMに入る者までいる。
〇インド人は20までの九九ができる、というのは迷信で、出身小学校によってまちまちらしい。12までのところもあれば、14までのところもある。が、日本の9までよりは上であることは確かで、ゆえに暗算能力が日本人よりはるかに高い。
〇インドの英語人口は全人口の10パーセントで、約1億3千万人。イギリス人より多い。
〇エリートは、地元の言葉、公用語のヒンディー語、英語の3つがしゃべれる。
〇議論好き、おしゃべり好き。基本的に他人に謝らない。
〇交通ルールを守らない。
〇他人を信じない。親しくなっても、信用しない。
〇絵や図が苦手。すべて言葉で説明しようとする。
〇「納期」の概念がない。時間は守らない。
〇我慢強い。
〇チームプレーが苦手。
〇インドは22の州に分かれ、それぞれで言語が違う。ヨーロッパとほぼ同じ面積で、人口は2倍。ゆえに、インドはEUと考えた方がわかりやすい。

nice!(3) 
共通テーマ:演劇

nice! 3