神と共に／第二章：因と縁

５月２９日（金）
キム・ヨンファ監督『神と共に／第二章：因と縁』（２０１７年）ＷＯＷＯＷで鑑賞。

冥界の弁護士カンニム（ハ・ジョンウ）、護衛のヘウォンメク（チュ・ジフン）、補助弁護士のドクチュン（キム・ヒャンギ）は、１０００年の間に４８人の「貴人」を生まれ変わらせることに成功。
あと１人成功すれば、使者自身も転生できる。
消防士ジャホンの弟スホン（キム・ドンウク）が兵役中の誤射で殉職し、怨霊となって暴れる。
カンニムはスホンも「貴人」であることを証明するため、閻魔大王（イ・ジョンジェ）に裁判を求める。
閻魔大王は交換条件として、既に寿命が尽きているのに、下界に止まり続ける老人を、冥界に連れてこいと言う。
老人の昇天を阻むのは、屋敷神のソンジュ（マ・ドンソク）。
ソンジュは１０００年まで使者をつとめていて、カンニムら３人を使者にしたのは彼だった……。

観客動員数は１２２７万人、前作と合わせると、２７００万人。
まさに大当たりした映画。
第二章は、主役の３人の過去が明らかになる話がメイン。
マ・ドンソクは最初、敵役として登場するが、中盤からは３人の過去を知る者として、その語り部となる。
前作も今作も、設定が荒唐無稽であることを置いておけば、きわめて質が高く、まずストーリーが非常によく練られている。
どんでん返しと感動がしっかりある。
ど派手なＣＧもお見事。
日本で言えば『キングダム』や『君の名は』だが、この二部作には遠く及ばない。
まあ、韓国には北野武も是枝裕和もいないが。
それでも、日本映画のエンタメ作品はもっと頑張らなければいけないと思う。