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アメリカ人のみた日本の死刑 [本]

9月29日(火)
デイビッド・T・ジョンソン『アメリカ人のみた日本の死刑』(岩波新書)読了。

アメリカ人のみた日本の死刑 (岩波新書)

アメリカ人のみた日本の死刑 (岩波新書)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: 新書


ハワイ大学教授(社会学)のデイビッド・T・ジョンソンが、日本の死刑制度について論じる。

〇先進国で、死刑が今でも実施されているのは、日本とアメリカの一部の州だけ。
〇アメリカでも徐々に減りつつある。
〇アメリカでは、死刑の実施前、実施後に、冤罪であることが判明した例がいくつもある。
〇日本の死刑は徹底した非公開で、このような国は他にない。
〇絞首刑が失敗する場合もあるはずだが、情報は一切非公開。
〇絞首刑は、実行から死の確認まで10分前後かかる。
〇絞首刑は、実行の瞬間に激しい苦痛を伴う(はず)。
〇アメリカの死刑は、薬物が多い。苦痛を避けるため。
〇日本で死刑制度存置に賛成する人が80パーセントもいるのは、死刑の実際が隠蔽されているからではないか?
〇冤罪がゼロになることはありえないのだから、命の取り返しがつかない死刑は廃止するべき。
概ね納得したが、死刑を廃止するのは、終身刑の追加とセットだろう。
しかし、政府が死刑の実際を隠蔽し続ける限り、世論は変わらず、法律も変わらないと思う。

キャラメルボックス俳優教室2020年度実践科中間公演『広くてすてきな宇宙じゃないか』の仕込み2日目。
1500より、場当たりをやりました。
1時間の芝居なので、Xチームが2時間30分、Yチームが2時間15分で終了。
予定より45分早く、2045に終わりました。
つまり、順調すぎるほど順調だったというわけです。
明日はXチームのゲネプロと本番初日。
皆様のご来場をお待ちしています。
本番開演は19時です!
会場は荻窪のオメガ東京です!
来てね!

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