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アンジュと頭獅王 [本]

9月30日(水)
吉田修一『アンジュと頭獅王』(小学館)読了。

アンジュと頭獅王

アンジュと頭獅王

  • 作者: 修一, 吉田
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/09/30
  • メディア: 単行本


奥州岩城の判官正氏は、一刻者のあまり周囲の反感を買い、太宰府の筑紫安楽寺に流謫となる。
正氏の妻は娘のアンジュ、息子の頭獅王、乳母のうわたきと共に、京へ向かう。
途中、越後の直江で人買いの山岡太夫に騙され、妻と乳母、アンジュと頭獅王の二組に分けられ、売られていく。
アンジュと頭獅王は何人もの手を経て、丹後の由良港の山椒太夫のもとに行き着く。
アンジュはしのぶ、頭獅王は忘れ草と名付けられ、奴婢として働き始める……。

説教節をもとにした小説。
途中まではほぼ原作通りだが、後半は頭獅王が時空を越え、現代にやってくる。
ただし、ファンタシーというよりメルヘンで、現実感がまるでなく、かと言って斬新な発想もなく、僕は全くおもしろみを感じなかった。
吉田氏にこの手の小説は向いてないと思う。

キャラメルボックス俳優教室2020年度実践科中間公演『広くてすてきな宇宙じゃないか』の小屋入り3日目。
1230よりダンス返し。
1400よりXチームのゲネプロ。
1530よりXチームの稽古。
1900よりXチームの本番初日。
ゲネプロがイマイチで、だからその後たくさん稽古したのですが、本番初日は見違えるほど良い出来。
すばらしい初日となりました。
振付の明樹由佳さんと、『かがみの孤城』に出演してくれた稲田ひかるさんが見に来てくれました。
そして、終演後は、キャラメルボックスの俳優で、俳優教室1期生の阿部丈二と、私の2人でアフタートーク。
阿部君が話し上手なので、非常に助かりました。
あー、楽しかった!

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