翼 [本]
11月29日(日)
白石一文『翼』(鉄筆文庫)読了。
田宮里江子は30代半ば、浜松光学東京本社営業課長代理。
ある日、高熱を発して病院に行き、医師の長谷川岳志と再会する。
岳志は、里江子の親友の島本聖子の恋人だった。
大学4年の時、聖子から岳志を紹介された。
岳志は翌日、里江子を呼び出し、結婚してほしいと言った。
里江子は断り、聖子には秘密にした。
が、里江子とは次第に疎遠になり、もう何年も会っていない。
岳志は里江子を自宅に誘った……。
白石一文氏の本はこれが19冊目。
「鉄筆文庫」という謎のレーベルの本。
白石氏らしい強烈なラブストーリーで、岳志はどうやらサイコパスらしい。
が、罪は犯さず、東京大学医学部を卒業して医師になり、何とか普通の人にように振る舞おうと努力している。
が、里江子と出会い、「この人」とひたすら思い続ける。
と言っても、それが愛かどうかは微妙で、里江子もそのことに気付き、一度は逃げ出した。
ラブストーリーにサイコパスが登場するのは珍しく、興味深く読んだ。
白石一文『翼』(鉄筆文庫)読了。
田宮里江子は30代半ば、浜松光学東京本社営業課長代理。
ある日、高熱を発して病院に行き、医師の長谷川岳志と再会する。
岳志は、里江子の親友の島本聖子の恋人だった。
大学4年の時、聖子から岳志を紹介された。
岳志は翌日、里江子を呼び出し、結婚してほしいと言った。
里江子は断り、聖子には秘密にした。
が、里江子とは次第に疎遠になり、もう何年も会っていない。
岳志は里江子を自宅に誘った……。
白石一文氏の本はこれが19冊目。
「鉄筆文庫」という謎のレーベルの本。
白石氏らしい強烈なラブストーリーで、岳志はどうやらサイコパスらしい。
が、罪は犯さず、東京大学医学部を卒業して医師になり、何とか普通の人にように振る舞おうと努力している。
が、里江子と出会い、「この人」とひたすら思い続ける。
と言っても、それが愛かどうかは微妙で、里江子もそのことに気付き、一度は逃げ出した。
ラブストーリーにサイコパスが登場するのは珍しく、興味深く読んだ。