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罪人の選択 [本]

2月21日(日)
貴志祐介『罪人の選択』(文藝春秋)読了。

罪人の選択 (文春e-book)

罪人の選択 (文春e-book)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2020/03/27
  • メディア: Kindle版


1946年8月21日。
磯部武雄は、佐久間茂・浅井正太郎と共に防空壕の中に入った。
佐久間は磯部に猟銃を向けていた。
磯部は佐久間が戦死したと思い、佐久間の妻と関係を持った。
復員した佐久間は怒り狂い、友人の浅井と共に、磯部を防空壕に連れ込み、焼酎と缶詰を目の前に置いて、どちらか一つを選んで、口に入れろと脅した。
どちらか一つに、毒が入っていると言う。
磯部はどちらが毒入りか、必死で考え始める……。

SF短編4つを収録した短編集で、上記のあらすじは表題作の『罪人の選択』。
4つのうち、3つは未来の話。
そのうち2つは、地球ではない、別の惑星の話。
SFを読むのは久しぶりだったので、とても新鮮だった。
貴志祐介氏は『青の炎』『悪の教典』『硝子のハンマー』などのミステリーが有名だが、『新世界より』で日本SF大賞を受賞している人。
4つとも質の高いSFだった。

キャラメルボックス俳優教室卒業公演『アローン・アゲイン』の小屋入り7日目、本番4日目。
13時より、Xチームの千秋楽。
17時より、Yチームの千秋楽。
どちらも波瀾なく、無事に幕を下ろすことができました。
まず感謝したいのは、2月19日に急遽代役を引き受け、稽古2日で本番の舞台に立ってくれた、キャラメルボックスの阿部丈二君。
彼がいなければ、この公演は中止になっていました。
次に感謝したいのは、途中降板者が4人も出たのに、挫けずに千秋楽まで頑張ってくれた生徒たち。
おかげで、俳優教室18年の歴史の中で、最高の芝居になりました。
脚本家・演出家として、こんなにうれしいことはありません。
この公演の配信を一人でも多くの方に見てほしい。
阿部君と生徒たちの雄姿をぜひ見届けてほしいです

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