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ギンイロノウタ [本]

8月24日(火)
村田沙耶香『ギンイロノウタ』(新潮社)読了。

ギンイロノウタ (新潮文庫)

ギンイロノウタ (新潮文庫)

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/12/24
  • メディア: 文庫


村田沙耶香の短編集。
『ひかりのあしおと』『ギンイロノウタ』の二編を収録。

『ギンイロノウタ』は第31回野間文芸新人賞を受賞。
2作とも、若い女性の歪んだ心、もしくは狂気を描く。
2016年に芥川賞を受賞した『コンビニ人間』も同じだった。
一貫していると言えば一貫しているが、なぜかくも執拗に狂気を描き続けるのか、理解に苦しむ。
『コンビニ人間』は小説として楽しめたが、その7年前に書かれた2作は、まだ洗練されていないため、ひたすら暗い。
217ページと薄い本なので、何とか読み通すことができた。
まるで修行のような読書だった。

来年上演予定の3本目の新作を書いています。
全10場で、今日は5場を書き上げました。
ここ10年は書いていない、明るい芝居なので、楽しんで書いています。
歳を取れば取るほど、書くことが苦痛でなくなってきました。
若い頃はあんなに苦しかったのに。
だからと言って、今の方が出来がいいというわけでもないんですよね。
創作って本当に不思議です。
残り5場、頑張ります。

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