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猫弁と鉄の女 [本]

9月21日(火)
大山淳子『猫弁と鉄の女』(講談社)読了。

猫弁と鉄の女

猫弁と鉄の女

  • 作者: 大山淳子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/07/27
  • メディア: Kindle版


百瀬太郎は弁護士で、事務所にたくさんの猫がいるため、「猫弁」と呼ばれている。
婚約者の大福亜子は結婚相談所で働いている。
ある日、百瀬は国会議員の宇野勝子の顧問弁護士の仕事を依頼される。
宇野は選挙を控え、花粉症対策として、東京西部の山林の杉を伐採する運動を始めていた。
私費を投じて山林を買い取り、伐採を開始しようとした時、突然、邪魔者が入る。
それは猿のマリ。
山に籠もって暮らす木こり「森林蔵」が飼っている猿だった……。

猫弁シリーズの第二シーズン2冊目、通算7冊目。
講談社で大山淳子氏を担当している高谷夏未さんからいただきました。
このシリーズ、元はミステリだったと思うが、最早普通のユーモア小説となっている。
ところが、これが実におもしろく、ラストは感動までしてしまった。
大山氏は確実に腕を上げている。
悪人が一人も出てこないところが好き。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『トリツカレ男』稽古8日目。
3・4・5・6場を復習した後、1~6場を通しました。
役者が皆上手なので、まだ8日目にもかかわらず、まずまずの芝居になりました。
終了後は、基礎練習の2回目。
若い役者5人に残ってもらって、語りとスピーチの練習を1時間やりました。
最年少の舟木健くんが非常に良い。
真っ直ぐで熱くて、将来性を感じました。
なんと、僕の39歳下で、息子と同い年ですよ。
頑張って、うまくなってほしいです。

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