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シャーロック・ホームズ/絹の家 [本]

12月24日(金)
アンソニー・ホロヴィッツ『シャーロック・ホームズ/絹の家』(角川文庫)読了。

シャーロック・ホームズ 絹の家 (角川文庫)

シャーロック・ホームズ 絹の家 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/10/23
  • メディア: 文庫


シャーロック・ホームズが亡くなって1年。
ジョン・ワトソンは、若きホームズが遭遇し、その後、封印していた「ハンチング帽の男と絹の家」事件を振り返る。
1890年11月、ロンドン。
ワトソンは妻の留守中、ベイカー街のホームズの家を訪ねる。
そこへ、美術商のエドマンド・カースティアーズという男が訪ねてくる。
カースティアーズは最近、ハンチング帽の男に付きまとわれて、不安を感じていると言う。
その男は、以前、カースティアーズと関わりのあった、アメリカ人の強盗団のボスのキーナン・オドナヒューに違いないと言う。
ホームズはベイカー街別働隊の少年たちに、探索を命じるが……。

アンソニー・ホロヴィッツは1955年生まれのミステリ作家で、ジュブナイルの『アレックス・ライダー』シリーズで名を挙げた人。(世界で1900万部売れたらしい)
近年は、『カササギ殺人事件』『メインテーマは殺人』などで、海外ミステリのベストテンの1位を連続して受賞している。
『絹の家』は2011年の作品で、コナン・ドイル財団から「61番目のホームズ作品」と公式認定された。
コナン・ドイルは、ホームズ作品を60作書いた。(「正典」と呼ばれている)
その正式な続編と認められたのだ。
実際、見事なパスティーシュになっていて、その上、ミステリとしてもきわめて質が高い。
久しぶりにホームズものが堪能できた。
お薦めです。

キャラメルボックス2021クリスマスツアー『サンタクロースが歌ってくれた』東京公演の3日目。
19時より、4ステージ目。
非常にパワフルな芝居である上に、昨日・一昨日が2ステージずつ。
役者たちの声が徐々にハスキーになってきました。
残り2日、3ステージ、何とか最後までもってほしいです。
頑張れ、役者たち!

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