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人新世の「資本論」 [本]

10月4日(火)
斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書)読了。

人新世の「資本論」 (集英社新書)

人新世の「資本論」 (集英社新書)

  • 作者: 斎藤幸平
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/10/16
  • メディア: Kindle版


大阪市立大学大学院経済学研究学科准教授の斎藤幸平が、晩期マルクスの遺稿を元に、脱成長コミュニズムを提唱する。

2022年度新書大賞受賞作のベストセラー。
「人新世」とは、ノーベル化学賞受賞者のパウル・クルッツェンが提唱した言葉。
地質学的見地から、現在は人類の経済活動が地球に影響を与える新時代であることから、これを「人新世」と名付けた。
斎藤氏によれば、資本主義を続ける限り、地球の環境破壊は止まらない。
今こそ、経済成長を断念し、コミュニズムに移行すべきだと言う。
非常にタメになったが、実現可能性は極めて低いと思った。
それに、今さらマルクスと言われても。
新書にしては長い375ページで、読了するのに3日かかった。

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