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わが父わが子 [映画]

11月21日(月)
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督『わが父わが子』(1940年)AmazonPrimeで鑑賞。

わが父わが子 [DVD]

わが父わが子 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • 発売日: 2020/11/25
  • メディア: DVD


1871年、パリ。
モンマルトルの農家フロマン家では、同地を包囲したプロシャ軍を破るため、父ピエール(ルイ・ジューヴェ)がクレマンソーの義勇軍に参加。
後事をマルセイユに住む弟のジュール(レイミュ)に託して、戦死した。
20年後、長女エステル(シュジー・プラン)は弟2人を育てるため、独身を通していた。
次男ベルナール(L・ナット)は、ガブリエル(ルネ・デュヴィレル)と結婚。
長男のフェリクス(ルイ・ジューヴェ)は、ガブリエルに思いを寄せていたため、パリを出て、アフリカに向かう。
ガブリエルは男女の双子を産む。
男の子のアラン(J・メルカントン)は飛行機作りを志し、女の子のマリイ(ミシェル・モルガン)は若い画家ロベール(アリ・クリマル)との恋に走る。
やがて、第一次世界大戦が勃発し、アランとロベールは応召され、戦地に向かう‥‥。

原題は『Untel Pere et Fils』。
普仏戦争から第二次世界大戦までの70年にわたる、フロマン家4代の歴史を描く。
モノクロ、93分。
この作品は完成直後、進駐してきたドイツ軍に没収されたが、唯一本残っていたプリントをデュヴィヴィエがアメリカに持ち出し、再編集した後、シャルル・ボワイエの解説を付けて、一般公開した。
戦争に翻弄される家族を描き、反戦を強く訴える。
出番は少ないが、ルイ・ジューヴェの存在感が凄い。
『霧の波止場』のミシェル・モルガンも素敵だった。

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