同級生マイナス：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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同級生マイナス　[映画] [編集]

１１月２７日（月）
ホワン・シンヤオ監督『同級生マイナス』（２０２０年）Netflixで鑑賞。

台湾。
芽が出ない映画監督ミンティエン（シー・ミンシュアイ）、安定した仕事に就けずいつも金に困っているカン（リン・ナドウ）、保険会社へ勤務しているが昇進できないでいるチェン（チョン・レンシュオ）、吃音症があり病気の祖母を養っている紙細工職人のビージエ（リウ・グアンティン）。
高校時代から仲間だった４人の同級生たちは、大人になっても変わらず集まる仲。
やがて、ミンティエンは政治家に推薦されて選挙に出ることになり、カンは役所の仕事を通して高校時代に憧れていた女子と再開する。
チェンは突然結婚することになり、ビージエは余命短い祖母を喜ばせるために結婚相手を探し始める‥‥。

原題は『同学麦娜絲』、英題は『Classmates Minus』。
冒頭、ホアン・シンヤオ監督自らのナレーションで、前作『大仏＋』（2017年）の後、どういう経緯でこの映画を作ることになったのかを語り出すところから、この映画は始まる。
どうやら本作は実在する監督の同級生たちをモデルに作られている様子。
しかし、時々、映画の現実感をわざと壊すようなシーンが出てくる。
つまり、メタの視点を持った映画で、なかなかおもしろかった。