レディ・ハード／香港大捜査線：成井豊の公式ブログ：SSブログ

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レディ・ハード／香港大捜査線　[映画] [編集]

３月２０日（水）
コリー・ユン監督『レディ・ハード／香港大捜査線』(1985年）WOWOWで鑑賞。

出版社/メーカー: パイオニアLDC
発売日: 1999/07/23
メディア: DVD

香港。
警部のアンナ（ミシェル・ヨー）は強盗団による現金輸送車の襲撃を阻止することに成功。
別の場所では、殺し屋が西洋人を殺害。
しかし、殺し屋が狙っていたマイクロフィルムは、マーロンと教授のコソ泥コンビが持ち去ってしまう。
マイクロフィルムには、悪徳実業家ミスター・ティンなど、犯罪者たちの犯行記録が収められていた。
殺された西洋人は、アンナの恋人のリチャード・ノーマンだった。
ノーマンが潜入捜査をしていたこと、マイクロフィルムが紛失していることを突き止めたアンナは、スコットランドヤードから派遣されてきたキャリー・モリス捜査官（シンシア・ロスロック）と共に捜査を開始する‥‥。

原題は『皇家师姐』、英題は『Yes, Madam』。
息子のお薦めで鑑賞。
製作はサモ・ハン・キンポーで、１シーンだけカメオ出演している。
ミシェル・ヨーの長編映画初主演作。
ミシェル・ヨーは1962年生まれの中国系マレーシア人で、本名は楊紫瓊（Yeoh Chu Kheng）。
旧芸名はミシェール・キング、ミシェル・カーン。
４歳からバレエを習い、15歳からロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ダンスに留学したが、17歳の時に怪我をして、演技と振付を学んで卒業。
マレーシア帰国後の1982年にミス・マレーシアに選ばれ、1983年のミス・ワールドに出場。
1984年、ジャッキー・チェンのテレビCMに小さな役で出演。
1985年、サモ・ハン・キンポー監督『デブゴンの快盗紳士録』『七福星』に小さな役で出演。
で、本作でいきなり主演。
ヨーはスタントダブルを断り、スタントなしでアクションシーンに挑んだ。
公開当時、まだ23歳だったが、老け顔のためか、劇中では「マダム」と呼ばれている。
演技はまだまだだが、アクションはすばらしい。
役作りのために、１日８時間ジムでトレーニングしたらしい。
この根性がその後の栄光へと繋がるのだ。
本作が作られた1985年は、『七福星』『ファースト・ミッション』が作られた年で、香港アクション映画の最盛期。
ジャッキー・チェンとユン・ピョウはいないが、それ以外のアクション俳優は総出演で、見たことのある顔ばかり。
当然、アクションは超ハイ・クオリティで、非常に見応えがあった。
話は凡庸だが、アクションだけでも見る価値はある。